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信州活性プロジェクト Team長野が2度目の挑戦で初のチェッカーを目指す/鈴鹿8耐チーム紹介

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信州活性プロジェクト Team長野が2度目の挑戦で初のチェッカーを目指す/鈴鹿8耐チーム紹介

 8月7日に鈴鹿サーキットで開催される『2022FIM世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』に参戦するShinshu activation project Team NAGANO(信州活性プロジェクト Team長野)は、新たな目標を掲げて地元長野県を元気にするべく、単独チームとしては2度目となる挑戦をする。

 今年の2月27日に長野県茅野市の車山高原SKYPARKスキー場で体制発表を行い、注目を集めたShinshu activation project Team NAGANO。チーム名でもある信州活性プロジェクト Team長野は、地域活性化を目的とした有志団体である。鈴鹿8時間耐久ロードレースの参戦を中心に活動を行っており、全日本ロードレース選手権にも参戦していたチームだ。

信州活性プロジェクト Team長野がスキー場で体制発表。2022年は鈴鹿8耐を中心に活動、全日本ロードはスポット参戦に

 メンバーが基本的に長野県に住んでおりイベントや地域の祭事に参加、そして自分たちでバイクのイベントを計画して地元を盛り上げ、サーキットでは長野県をPRして長野県に人を呼べるように活動してるという。

「完全プライベーターということもあり、メーカーからのサポートをあまり受けておらず、チームの各々が持っている経験やノウハウを試行錯誤しながらレースに活かし参戦しています」とスポーティングディレクター兼ライダーを務めている櫻山茂昇は語る。

「トップチームと比較したらグレード的に劣るかもしれませんが、その中でも地元地域貢献、地域活性を目標としている中で、地元企業、長野県は生存量も盛んなので、地元企業から提供して頂いたパーツを実際にレースで使っています」

 プライベーターながらの苦悩も伺えるが、地元長野県を盛り上げるべく、チームのみならずマシンにも長野県の良さを最大限にアピールして活動を行っている。そんな信州活性プロジェクト Team長野は、2021年にトライアウトで獲得した出場権が2022年も有効になることから、それを行使して今年の鈴鹿8耐に挑む。ゼッケンは42、マシンはBMWのS1000RRにブリヂストンタイヤというコンビネーションにバッテリーは長野県のGSユアサ安曇野から供給を受ける。監督は武居えみが務め、若手育成ライダーには小林玄太を起用している。

 ライダーはすでに発表されている3人に変わりはなく、1人目はチームに加入して2年目の東村伊佐三だ。1991年に鈴鹿8耐に初参戦すると、1998年からは全日本ロードSUPER BIKE(現JSB1000)クラスに参戦し2013年まで戦った。その後は鈴鹿8耐に参戦しており、2016年はRS-ITOHで岡村とともにSSTクラス優勝、昨年はチーム長野からJSB1000クラスに復活したベテランライダーだ。

 2人目は先ほどチームについて語って頂いたスポーティングディレクター兼ライダーを務めている櫻山茂昇。2000年からレース活動を開始し、地方選手権のST600クラスに参戦していた。全日本ロードでも活躍を見せ、鈴鹿8耐参戦経験も持っている。

 3人目は岡村光矩。九州選手権で2008年にST600クラスデビューを果たし、全日本ロードST600クラスや、アジアロードレース選手権SS600にも参戦。2017年から2年間は全日本ロードJSB1000クラスで戦った経歴も持つ。2021年は信州活性プロジェクト Team長野から8耐トライアウトFinalステージに出場し、3位表彰台を獲得する活躍を見せたライダーだ。

 今年でチーム結成6年目を迎えるShinshu activation project Team NAGANOだが、2019年はレース中盤に転倒し、マシンが破損しメカニックの必死な修復作業により復帰したがチェッカーまであと数分のところで再びアクシデントが発生し完走は果たすもチェッカーを受けられなかった。今年はチェッカーフラッグを受けるべく、そして地元長野を日本のみならず世界へ発信するべく、チームとして2度目の鈴鹿8耐に挑んでいく。

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みんなのコメント

1件
  • こういうプライベーターが盛り上げてくれるのが面白い。しかもBMWと日本では少数派のマシーンを使って多数派をかき回してくれたらなおよろし。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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