10月23日、スズキはお台場の東京ビッグサイトで開幕した第46回東京モーターショー2019でパーソナルコンパクトPHEVのWAKUスポ(ワクスポ)などの5車種を世界初公開。2輪車では油冷250ccエンジンを搭載したGIXXER(ジクサー)250とGIXXER(ジクサー)SF 250を国内で初お披露目した。
2020年で創立100周年を迎えるスズキ。2019年の東京モーターショーでは『WAKU WAKU SWITCH for EVERYONE つくろう、あなたのワクワクで、みんなのワクワクを。』を出展テーマにブースを展開している。
豊田章男社長「“人が主役”の未来をつくる」。トヨタ、移動やサービスを提供するモビリティを出展/東京モーターショー2019
パーソナルコンパクトPHEVのワクスポは、世代を超えて日常使い、趣味使いを1台でシェアリングできるパーソナルコンパクトPHEVで、Aセグメントのコンパクトボディーに、車体形状、フロントマスク、インテリア表示コンテンツを切り替える機能が搭載されている。会場では、セダンタイプからワゴンタイプに変わっていく演出が披露された。
そのほかには、モバイルルーム自動運転車HANARE(ハナレ)、軽クロスオーバーワゴンのハスラーのコンセプトモデル2台と、子育て支援や災害時に活用できる軽商用車のエブリイどこでもベビールーム with コンビがお披露目された。
2輪車では、1985年にGSX-R750Rに採用されたスズキ独自の油冷システムを250cc向けに新開発して搭載したジクサー250とジクサーSF 250を発表した。
ジクサー250とジクサーSF 250は、力強い加速性能、優れた燃費性能を両立し、スズキらしさを感じることができるロードスポーツバイクに仕上げたという。この2台は海外モデルとなるが、プレスカンファレンスに登壇した鈴木俊宏代表取締役社長は、2台のジクサー250は国内でも発売に向け準備を進めていると明かした。
4輪、2輪に加え、スズキは日々の生活支援を目的としたコンセプトモデルを出展。会場では、用途に合わせて変形する、電動車いすと歩行補助車の機能を備えたKUPO(クーポ)と、自動追従機能を備えたパートナーロボットMITRA(ミトラ)を紹介した。
発表会の最後に鈴木社長は「人を乗せる、モノを運ぶ、日々の生活を豊かにする。そして、皆さまにずっと『ワクワク』を提供できる、そんな会社でありたい。それを目指して一層努力してまいります」と締めくくった。
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