現在位置: carview! > ニュース > カー用品 > 走りや乗り心地だけでなく、ノイズ低減にも効果絶大なヤマハ・パフォーマンスダンパーの実力

ここから本文です

走りや乗り心地だけでなく、ノイズ低減にも効果絶大なヤマハ・パフォーマンスダンパーの実力

掲載 49
走りや乗り心地だけでなく、ノイズ低減にも効果絶大なヤマハ・パフォーマンスダンパーの実力

ヤマハ・パフォーマンスダンパー体験会

 ヤマハのパフォーマンスダンパーは、2001年にトヨタ・クラウンアスリートVXに初搭載。以後、2011年レクサスCT200hで採用など、レクサスFスポーツやトヨタTRDに純正採用されており、2020年には生産実績は200万本を達成。アフターマーケットでもファンが多いボディパーツだ。

YAMAHA発動機、ハイパーEV向け電動モーターユニットの試作開発受託を開始。最大出力350kWクラスの電動モーターを新開発

 サスペンションではなくボディにダンパーを?という基本的な疑問がわく人が少なくないかもしれない。ヤマハは1980年代に得意とする高性能エンジンを受け止めるシャシー技術の開発をスタート。相互連携アブソーバシステム=REASやX-REASを生み出し、トヨタ・スープラやハイラックスサーフに標準採用された。

 しかしサスペンションダンパーだけでのシャシー技術の高性能化に限界を感じ、車体剛性に関する研究に着手。ボディ剛性をどんどん高めていったが、思うような進歩が得られなかった。テストドライバーのイメージから、必要なのは剛性ではなく粘性ではないか、という仮説を立て、実験したところ予想以上の効果が得られ、誕生したのがパフォーマンスダンパーだ。

 走行中のクルマが路面のうねりや凹凸を通過すると、通常はサスペンションで受け止めている、と考えられる。それは間違いではないが、サスペンションだけでなく、ボディもわずかに変形しながら入力を受け止める。ボディは金属製なので変形は振動に変わり、固有振動数で振動を続ける。これを減衰させるのがパフォーマンスダンパーなのだ。

 ボディの振動が抑えられるため、走りがスムーズになり、リニアリティがアップする。装着車と非装着車を乗り比べると、ボディ振動が悪さをしている部分がよくわかる。たとえば路面の荒れや凹凸は左右輪で異なるタイミングで入力される。ボディは絶えず斜めに変形し、振動を繰り返すわけで、これは乗り心地の悪化につながるし、走りもすっきりしない。パフォーマンスダンパー装着車は、この振動が抑えられ、乗り心地と走りがすっきり上質になる。ステアリングを操作したときのボディ変形も瞬時に収めるので、コーナリングも余計な揺り戻しがなく、リニアでスムーズになる。

 パフォーマンスダンパーは、走りだけでなくノイズ低減にも効果的。楽器のシンバルを思い浮かべればわかるように、金属製のボディは振動して音を出す。振動が続く限り音出し続ける。これが、荒れた路面を通過したときに発生するロードノイズだ。一般的にはボディに内装材を貼り付け振動を抑えるのだが、オイルを使ったパフォーマンスダンパーは、より効果的に粘性を発揮し、振動を瞬時に収める。だからロードノイズも静かになる。ドアを閉めたときの音まで重厚感ある音質に変化する。新車でも効果は絶大なので、ボディのやれや劣化が気になる場合は、ぜひ試してみるといいだろう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
VAGUE
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
くるまのニュース
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
GQ JAPAN
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
レスポンス
メルセデス、ラスベガス初日の好調は「なんでか分からない」予選に向けて”ダスト乞い”?
メルセデス、ラスベガス初日の好調は「なんでか分からない」予選に向けて”ダスト乞い”?
motorsport.com 日本版
Moto2チャンピオンに輝いた小椋藍、日本人初となる『トライアンフトリプルトロフィー』を受賞
Moto2チャンピオンに輝いた小椋藍、日本人初となる『トライアンフトリプルトロフィー』を受賞
AUTOSPORT web
フィアット新型「600e」と暮らしてみたら「500L」との2台体制を夢見てしまい…ファミリーカーとしてオススメの1台です【週刊チンクエチェントVol.47】
フィアット新型「600e」と暮らしてみたら「500L」との2台体制を夢見てしまい…ファミリーカーとしてオススメの1台です【週刊チンクエチェントVol.47】
Auto Messe Web
なんとも物騒な「煤殺し」ってなんだ!? トラックドライバー御用達アイテムの正体とは
なんとも物騒な「煤殺し」ってなんだ!? トラックドライバー御用達アイテムの正体とは
WEB CARTOP
東京海上日動、顧客連絡先不明の代理店を新たに2社確認 合計124社に
東京海上日動、顧客連絡先不明の代理店を新たに2社確認 合計124社に
日刊自動車新聞
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
くるまのニュース
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
motorsport.com 日本版
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
AUTOSPORT web
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
レスポンス
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
motorsport.com 日本版
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
くるまのニュース
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
レスポンス

みんなのコメント

49件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村