ダニエル・リカルドは、RBが問題のあるアップグレードパッケージを正確に理解できれば、2024年シーズンに重要な“変化のポイント”を迎える可能性があると考えている。
RBは6月のスペインGPで、変更したマシンフロア、改良版の新エンジンカバー、修正したサイドポッドインレット、新たなリヤウイングとビームウイングを特徴とする、大幅に改善されたVCARB 01を投入した。残念ながら、このパッケージによってパフォーマンスを向上させ、中団においてシーズン序盤の強い勢いを維持するというチームの希望は叶っていない。
RBコラム:アップデートで躓いた3連戦、中団グループでの苦戦もやむなし。オーストリアでの“テスト”を経て問題点を精査
そのためRBは、パッケージの問題をよりよく理解するために、オーストリアでのフリー走行と週末のスプリントイベントではマシンの仕様を分けなければならなかった。必然的に、重大な相関関係の問題が浮上し、それに伴いRBのエンジニアが間違った開発の道を進んでしまう可能性があるため、アップグレードが期待通りに機能していない理由を明確にすることが急務となっている。
「これは本物の変化のポイントになる可能性がある」と、リカルドが語ったと『Speedcafe』が報じた。
「F1はすべての瞬間が重要だ。なぜならこのアップデート、相関関係、そして理解が、次のアップデートで何をするか、また、それをどれだけ理解できるかということを、言うまでもなく決定づける可能性があるからだ」
「今僕たちが学ぶことは、基本的に10月や11月に僕たちのマシンがどうあるかを決定づけることになるので、僕たちにとってとても重要な時期だ」
もちろんリカルドとチームメイトの角田裕毅のふたりは、チームのデータを補完する彼らの貴重な洞察とフィードバックを通じて、RBを正しい軌道に乗せるのに重要な役割を果たしている。この組み合わされた情報を分析して解釈することで、エンジニアは根本的なパフォーマンスの問題を特定して対処し、マシンの開発プロセスを最適化することができる。
「多くのことをテーブルに載せて、『これに対処してくれ』と言っているような、明らかにそんな感じだ」とリカルドは説明した。
「僕たちはすべてをそこに出している。うまくいけば彼らは理解できるだろう。シミュレーターのものもそうだ。シミュレーターで感じることも、実際のマシンと関連づけようとしている。これはチームの努力だが、この3週間で少し乗り越えられた部分がある」
リカルドは、ライバルのハースが現在好調であること、コンストラクターズ選手権の順位で2チーム間の差がわずか4ポイントであることが、RBにさらなるプレッシャーをかけていることを認めた。
「ニコ(・ヒュルケンベルグ)は2週連続で多くのポイントを獲得し、コンストラクターズで突如6位に近づいたので、差はもはやない」
「このスポーツは急速に変化するし、休むことがない。チームに公平を期すために言うけれど、だからこそ僕たちは数週間前にアップデートを持ち込んだ。僕たちはプッシュしていて、数レースごとにアップグレードを行ってきたが、実際にそれは非常にうまく機能してきた」
「明らかに今回のものは僕たちが望んでいたほどではなかった。努力が足りないわけではない。このように、ここが試練を受けるところだ。シーズンは本当に素晴らしく見え、一種の停滞期にあるわけではない」
パフォーマンスの不振により、チーム内には確かに不満があるが、リカルドはマシンの問題に対処するための冷静で建設的なアプローチの重要性を強調している。ベテランドライバーであるリカルドは、ハースが彼らにとってうまくいく何かを見つけたことを認めているが、今はRBも同様にパフォーマンスを強化できるものを見出す必要がある。
「僕たちはその正しい一歩を踏み出さなければならない。部屋中にテーブルを投げるのではなく、すべてを建設的にやるんだ。もちろん、みんな不満を感じているが、建設的になって全員がまとまることが重要だ」
「また、これはモチベーションでもある。ハースを見ると、彼らは明らかに何かを見つけている。だからそこにはラップタイムがあり、僕たちが見つけられるものがある。僕たちは確実にそれを見つけるようにしなければならない」
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