9月2日、ロードレース世界選手権に参戦するヤマハ発動機株式会社とヤマハ・モーター・レーシング(YMR)は、YMRのマネージングディレクターを務め、2024年末に退任するリン・ジャービスの後任としてパオロ・パベシオが就任することを発表した。
ヤマハは1961年からロードレース世界選手権に参戦を開始し、これまで最高峰クラスのGP500とMotoGPクラスで2023年シーズン終了時点で245勝を上げた。7人のチャンピオンを輩出し、18回のライダータイトル、14回のコンストラクターズタイトル、7回のチームタイトル、MotoGPでは通算5回の3冠を達成した。
1043日ぶりの勝利の背景。マルク・マルケスが味方につけた「特殊なコンディション」/MotoGP第12戦アラゴンGP
直近では2021年にファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)がチャンピオンを獲得したが、以降ヤマハは厳しい状況が続いている。2024年にはコンセッション(優遇措置)の対象となり、現状打破するべく何度もテストや開発を行い、改善に向けて尽力している。
そんなヤマハの黄金期を支えて、バレンティーノ・ロッシやホルヘ・ロレンソ、クアルタラロをチャンピオンに導いたのが、1999年にYMRのマネージングディレクターに就任したジャービスだ。就任後は26年間にわたって在職し、6回のコンストラクターズタイトル、7回のチームタイトル獲得に貢献した。
しかし、2024年12月31日にマネージングディレクターを退任し、以降はシニアアドバイザーとしてYMRのサポートを継続することが発表された。そんな彼の後任として、就任するのがパベシオとなる。
パベシオはヤマハ・モーター・ヨーロッパN.V.(YME)のマーケティング&モータースポーツ担当ディレクターを務め、在籍している11年間はマーケティングとモータースポーツを中心としたYMEの事業再編を主導。スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)やFIM世界耐久選手権(EWC)、MXGPでチャンピオンを獲得した。
そんなYMEを再編してきた彼が、2025年1月1日付でYMRのマネージングディレクターに就任する。また、ヤマハとしては2025年よりモンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームに加え、新しくサテライトチームにプリマ・プラマック・レーシングが増え、2チーム4台体制となる。
ジャービスのアドバイスと協力の元、パベシオが今後ヤマハを率いて再建を図っていくことになる。来年体制が変わるだけでなく、人事異動もあり、ヤマハにとっては新しい挑戦の年となる。そんな彼らは今後、どこまで復活することができるだろうか。
■ヤマハ発動機株式会社 MS開発部長(兼)ヤマハ・モーター・レーシング社長 鷲見崇宏氏
「個人として、また当社を代表して、26年間にわたるリン・ジャービス氏の献身と功績に感謝します。彼の責任感、勤勉さ、リーダーシップは、MotoGPでの当社の成功に大きく貢献しており、引き続き彼の知識と経験がチームに生かされることを嬉しく思います」
「リンの後任には、YMEのマーケティング&モータースポーツディレクターとしてWorldSBK、EWC、MXGPで当社を世界チャンピオンに導いた豊富な経験を持つパオロ・パベシオがマネージングディレクターに就任します。1月にパオロをYMRに迎えることを楽しみにしており、彼のリーダーシップのもと、当社が目指すMotoGPでの将来の成功を確実なものにできると確信しています」
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