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【日本RQ大賞インタビュー】目標が叶った瞬間……念願のオートサロンステージに立った大賞受賞者たちの想い

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【日本RQ大賞インタビュー】目標が叶った瞬間……念願のオートサロンステージに立った大賞受賞者たちの想い

 2年ぶりの開催となったMediBang日本レースクイーン大賞2021。ファン投票でその年の人気No.1レースクイーンを決定する恒例のイベントは、2カ月間の投票を期間を経て、1月15日に東京オートサロンのイベントホールで表彰式を実施。2021シーズンの国内トップカテゴリーで活躍したレースクイーンの中から5名の大賞受賞が選ばれた。

 2021年の大賞を獲得したのは、相沢菜々子さん、今井みどりさん、太田麻美さん、川瀬もえさん、安田七奈さんの5人。栄えある第11代日本レースクイーン大賞グランプリは川瀬もえさんが獲得。同一シーズンに新人部門グランプリと大賞グランプリに輝く快挙を成し遂げた。

【日本RQ大賞インタビュー】日本一のレースクイーンになる!“新女王”川瀬もえの秘めたる想いと新たな決意

 残念ながらグランプリ獲得とはならなかったが、他の4人も初めての大賞受賞となり、それぞれ持っている想いを、ステージ上で披露した。


■相沢菜々子

 2021シーズンはスーパーGTでSTANLEYレースクイーンとして活躍した相沢さん。大賞のトロフィーを受け取ると、挨拶の冒頭では、サーキットでのスポンサーステージに立つかのように、チームのこと、スポンサーのことを紹介し、目標にしていた大賞を受賞した感想を語った。

「このステージでスポンサーPRをするというのが、私の目標だったんですけど……それができて嬉しいです。そして、今回応援してくださった皆様、ありがとうございます」

「『STANLEY初年度で1号車のレースクイーンとして“大賞を獲る”、“グランプリを目指す”』という過酷な道のりに、皆さんついてきてくださって、本当に感謝しております」

「レースクイーン1年目で何も分からない私にすべてのことを教えてくださったコントローラーさん。2年目、3年目、4年目とお世話になったTEAM KUNIMITSUの皆さん。そして、コロナ禍でもレースクイーンを立たせる選択をしてくださったSTANLEYの皆様、ATJの皆様、本当にたくさんの方々がレースを支えているんだなということを教えてもらった時間でした」

「4年目にもなると、レースに関わる裏側の皆様だったりとか、いろんな人の顔が見えてきて、そういった方々に支えられて、モータースポーツはできているんだなというのをすごく実感しております」

「たくさん迷惑をかけましたが……皆さんついてきてくださって、本当にありがとうございました! 私は、世界一幸せなレースクイーンです!」

 相沢さんは、特別賞であるテレビ東京賞も受賞し、満面の笑みを見せていたが、やはりいちばん欲しかったのは“グランプリ”の称号。相沢さんは、グランプリのトロフィーを受け取る川瀬もえさんの後ろで、大粒の涙を流していたが、表彰式終了後には会場に駆けつけてくれたファンに大きく手を振って、感謝の気持ちを伝えていた。
 
 
■今井みどり
 

 
 2021シーズンは、スーパーGTでENEOS GIRLS、スーパーフォーミュラではルーキープリティとして活躍した今井みどりさん。3度目の日本レースクイーン大賞挑戦で、ついに大賞を獲得し、東京オートサロンのステージに立った。

 コロナ禍で、自身も苦労することも多く、ステージ上では感極まるシーンもあった。

「この日本レースクイーン大賞に挑戦するのは、今回で3度目です。2年目のオートサロンでは、このステージの下から見ていて『来年は絶対に大賞を獲りにいく!』と心に誓いました」

「ですが、その直後にコロナウィルスが流行してしまい、日本レースクイーン大賞も開催されず、サーキットにもなかなか行くことができず、思うような活動ができませんでした」

「環境も大きく変わって、大変なこともたくさんあったんですけど……どんな時も私の味方でいてくれて、温かく応援していただいた皆様に、本当にたくさん支えられました」

「思い返すと、レースクイーンデビューの年は、右も左も分からずに、ただ1年間が過ぎていってしまいましたけど、2年目からは自分なりにレースのことも勉強して、チームを精一杯応援することができて、レースクイーンとして素晴らしい経験をたくさんさせていただきました」

「この賞も、皆さんと一緒に勝ち取った賞で、私ひとりでは絶対に獲ることができませんでした。本当にありがとうございます。私の気持ちに応えてくれて、最後まで信じて応援してくださったファンの皆様は、私にとってかけがえのない大切な存在です」

 今井さんが2021年に務めたENEOS GIRLSは、かつてスーパーGTでは名門のひとつと言われたレースクイーンユニット。スポンサーであるENEOSが6年ぶりに復帰を果たし、その初代を務めることに重圧も感じていたという。

「2021年はENEOSさんが6年ぶりにスーパーGTに復帰されるということで、開幕前からすごく注目されていたチームでした。最初は不安もありましたけど、チームがすごくアットホームで、毎戦楽しかったです。レースではたくさんの感動や、悔しい思いをした時もあり、一喜一憂したシーズンを過ごさせていただきました」

「そんな素晴らしいシーズンの最後に、こうしてENEOS GIRLSが復活した記念すべき年に、こうして形を残すことができて、本当に良かったです。これからもレースの素晴らしい景色を、たくさんの方に発信していけるように頑張っていきます。本当にありがとうございました!」


■太田麻美
 

 
2021年はスーパーGTではKOBELCO GIRLSとして、スーパー耐久ではMEGA・LiFe Girlsとして活躍した太田麻美さん。レースクイーン6年目の集大成として臨んだ今回の日本レースクイーン大賞で大賞の5人に見事選ばれた。

「私はこのオートサロンのステージに立って、大賞を受賞することをずっと憧れ、6年間、毎年挑戦してきました。3年目には週刊プレイボーイ賞を受賞させていただきましたが、大賞にはいつも手が届かず、前回挑戦した時はファイナリストまでいって、そこから何も結果を残すことができなくて……オートサロンのステージを下から眺めていました」

 前回の結果に挫折し、一度は日本レースクイーン大賞への挑戦をやめることも考えたという太田さんだが、KOBELCO GIRLSの一員として、再挑戦を決意した。

「2020年にTGR TEAM SARDのレースクイーンを務めさせていただき、自分のためだけではなく、このチームのために私ができること……KOBELCO GIRLSとして、また頑張りたいと思い、6年間の集大成として日本RQ大賞に挑むことを決めました」

「ファンの皆様から『今年こそ、絶対に大賞を獲ろうね』と言ってくださったり、『同じ目標に向かって一緒に頑張れることは、すごく幸せなことなんだよ』と温かいお言葉をいただき、また自分を奮い立たせることができました」

「いつも自分のことのように一生懸命応援してくださるファンの皆様。やっとこの大賞をつかむことができて、本当に嬉しいです」

「そして、2020年にSARD初のコスチュームグランプリを受賞させていただきました。その賞に続き、私もレースクイーン大賞を受賞させていただいたことを、とても誇りに思います」

 太田さんは大賞に加えて、MediBang賞も獲得。今後は“日本レースクイーン大賞受賞者として”さらなる活躍を誓った。

「大賞を受賞できたことを誇りに、これからもレースクイーンの活動をしていきます。そして、レースクイーンは夢があって、素晴らしいということを、もっとたくさんの方に伝えていけるように、これからも精一杯がんばります」

「今まで6年間挑戦して、たくさん悔し涙をながしてきました。もうレースクイーンをやめようと思ったことも、何度もありました。だけど……諦めないで続けてきて良かったと、心から思います」

「本当に皆様のおかげでここまで来ることができました。6年間の集大成でこの景色を見せてくださって、本当にありがとうございました!」


■安田七奈
 

 
 2021年はスーパーGTでWedsSport Racing Galsとして、スーパー耐久ではMEGA・LiFe Girlsとして活躍した安田七奈さん。彼女にとっても、大賞受賞は夢であり目標だった。

 ステージに登場しトロフィーを受け取ると、それまで胸の内に秘めていた想いが一気にこみ上げる。

「ずっと、この景色が見たかったです……。ここに来るまで長く時間がかかってしまい、応援してくれるファンのみんなには、苦労をかけました。でも、長く時間がかかった分、たくさんの出会いがあり、みんなの絆が深まり、今日ここに立てたのだと思います。みんなのおかげです、本当にありがとうございます!」

「そして、大好きな19号車WedsSport BANDOHのレースクイーンとして受賞できたことを幸せに思います。チームの先輩である2013年グランプリの佐野真彩さんに憧れて、このレースクイーン大賞のステージをずっと目指してきました。まあやん(佐野さん)と同じステージに立てる日が来るなんて、夢のようです」

 そう涙ながらに語った安田さん。彼女もコロナ禍で様々な苦労をしてきたというが、その時に大きな支えになってくれたのが、応援してくれたファンであり、スーパーGTで所属したTGR TEAM WedsSport BANDOHだった。

「一昨年、新型コロナウイルスの影響で、スーパーGTの開催が延期され、さらに開幕当初もレースクイーンがサーキットに行けなくなりました。誰かが『レースクイーンがいなくても、レースができる』『レースクイーンはもういらないんじゃないか』と言い出したらどうしようと……とても不安でした」

「でも、そんな不安を真っ先に払ってくれたのが、我らがマサ監督(坂東正敬監督)でした。バンドウのYouTubeチャンネルを立ち上げ、特集を組んでくださったり、YouTubeライブにも出演させてくれました。Wedsさんは仕事が激減した私たちのことを思い、グッズ制作をしてくださいました」

「19号車のファンの応援は、とにかくアツい!ということは有名な話ですが、私はこの時に、その理由を知りました。マサ監督やウェッズさんが、温かい愛で、時にはアツ苦しいほどの愛で、みんなをチームの一員に巻き込んでくれるんです」

「チームのアツい心が、みんなの心に火をつけて、さらにアツい想いを持ったファンを生むんです。『このチームに尽くしたい』と、きっと19号車に触れ合った人は、みんなそう思います。実際に私が、そのうちの1人です。これからも、19号車TGR TEAM WedsSport BANDOHの応援をよろしくお願いします」

「最後になりますが、私はこれからも、みんなの心の火を絶やさぬよう、レースクイーンとしてサーキットに立ち、ひとりでも多くの人を、モータースポーツの虜にできるよう、頑張ってまいります。みんな、これからもなーちゃのことをよろしくお願いします!」

 安田さんは大賞の他に東京中日スポーツ賞も受賞し、早速「みんな、東京中日スポーツ買ってね!」と元気よく挨拶するなど、持ち前の明るさで日本レースクイーン大賞のステージを彩っていた。

 それぞれの想いが語られたMediBang!日本レースクイーン大賞2021のステージ。新型コロナウィルス感染防止対策ということで、これまでのような声援がイベントホール内に響き渡ることはなかったが、随所で暖かい拍手に包まれるなど、随所で会場が一体となっている雰囲気を感じ取ることができた時間だった。

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