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メキシコシティGPの予選で起きた4件の審議はお咎めなし。ピット出口での停止は今後の改善課題に

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メキシコシティGPの予選で起きた4件の審議はお咎めなし。ピット出口での停止は今後の改善課題に

 F1メキシコシティGPの予選では、ピット出口でマシンを止め、”不必要な妨害”をしたとして3名のドライバーが審議対象となった他、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が黄旗時の減速不足の疑いで審議が行なわれた。

 予選Q1の最終アタックを前にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)の3人はピットレーンを離れる際にマシンを止め、前とのギャップを作ってアタックを行おうとした。

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 3人のドライバーはピット出口で "不必要な妨害 "をしたとしてFIAのスチュワードに呼び出されたが、それ以上の措置はお咎めなしとなった。

 各ドライバーとチームマネジャーは、自分たちの行為について、過度なスロー走行を防ぐために設けられたラップタイム制限を守るためだったと主張した。

 F1は現在、予選時に第2セーフティカーライン(ピットレーン出口)と第1セーフティカーライン(ピットレーン入口)間の最大ラップタイムを定め、これを超えたドライバーは過度なスロー走行をしたとしてスチュワードに報告されることになっている。

 3人のドライバーはこのルールの対象となっていないピットレーンでギャップを作ろうとしており、スチュワードは「一連の事態は、ラップタイム制限の直接的な結果として生じたもの」だと判断した。

「スチュワードは、第2セーフティカーラインと第1セーフティカーライン間のラップタイム制限が実施された結果、一連のインシデントが発生したと考えている。これは予選中にコース上で危険な減速を避けるためにデザインされた(少なくとも我々は正しいと考えている)ルールだ」

「ドライバーはこのタイムを守らなければならず、前を走るクルマとのギャップを開かなければならない。また、ピット出口で不必要に停止したり、不必要にゆっくり走行することも避けなければならない」

 一方でスチュワードはピットレーンからゆっくり出ることは、レースコースの他の場所でクルマを減速させるよりもはるかに危険性が低いことに同意した。

 しかし、ピット出口でのインシデントはあくまでマシな方であり、再発を避けるための解決策を見つけなければならないと彼らは指摘した。

「スチュワードを含むすべての関係者は、ピットレーンやピット出口でマシンが減速する可能性がある方が、コース上で大きな速度差が生じる危険な状況よりも良いという見解を堅持している」

「ピット出口についてより良い解決策が見出されることが望ましいが、現段階では、それがどのような解決策になるかは未知数だ」

 ラッセルはこの状況について次のように語った。

「ピットレーンで止まるなと言われるけど、ピットレーンでギャップを作らないと、コース上で作らなければならない。プッシュラップで330km/hを出しているマシンがいる中で、ストレートを時速10km/hで走るのはとても危険なんだ」

 ラッセルのチームメイトであるルイス・ハミルトンもまた、Q1で黄旗に対する減速を怠った疑惑が晴れた。

 ターン3でアストンマーチンのフェルナンド・アロンソがスピンしたことで出された黄旗エリアを通過する際、それまでのファステストラップと比較して十分に減速していたため、不正行為はなかったことがすぐに判明した。

 同じ黄旗ゾーンでは、ローガン・サージェント(ウイリアムズ)がアルファタウリの角田裕毅をパス。これによって彼には10グリッド降格と2点のペナルティポイントが科せられた。ただ、彼はトラックリミット違反によりタイムが抹消されており、角田はパワーユニット交換による最後尾スタートが決まっているため、サージェントの19番手スタートは変わらない。

 ウイリアムズはさらに、ピットボックスにジャッキを放置しており、角田がそれにヒットしてしまったとして2万ユーロ(約316万円)の罰金を科された。そのうち半額は執行猶予となっている。

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