F1やスーパーGT、MotoGPなどの主要カテゴリもぞくぞくとオフシーズンに突入し、2018年も残りわずかとなりました。ここでは2018年シーズンのモータースポーツシーンを一挙にふり返るべく、今年お届けしたニュースをランキング形式でお届けします。(集計期間は2018年1月1日~12月25日)
【第10位】クラッシュのガスリーとオコンに戒告処分。母国GPリタイアに、ともに強い失望と憤り示す
F1第8戦フランスGPのオープニングラップで、フランス人ドライバーのピエール・ガスリーとエステバン・オコンが接触しリタイアを喫した1件。母国GPの1周目でリタイアとなった両者には戒告処分が下されました。
2019年にF1デビューを果たすラッセル、クビカのチームメイトという立場を喜ぶ
【第9位】ヤマハ、4連覇達成。TSRホンダがEWCチャンピオン獲得の快挙/【順位結果】2018鈴鹿8耐決勝
鈴鹿サーキットの夏の風物詩、鈴鹿8時間耐久レースでヤマハが4連覇を達成。そしてTSRホンダが日本チームとして初めてEWC世界耐久選手権のシリーズチャンピオンを獲得しました。
【第8位】「ホンダエンジンのドライバビリティは最高レベル。完璧なスタート」とトロロッソF1のハートレー
2018年F1シーズンのプレシーズンテストで、初めてトロロッソ・ホンダのSTR13をドライブしたブレンドン・ハートレーのコメント。「ホンダPUのドライバビリティは僕が経験したなかで最高レベルだ」と称賛していました。
【第7位】ホンダのMotoGPマシンで箱根ターンパイクを攻めたマルケス「チョットデンジャラス」
MotoGP第16戦日本GPを前に、マルク・マルケスが神奈川県の箱根ターンパイクを訪れ、MotoGPマシンのホンダRC213Vで走行したニュースがランクイン。路面コンディションはウエットとドライが混在する状況で、落ち葉の舞う難しいコンディションに「チョットデンジャラス」とマルケス。
ちなみに、マルケスは“本戦”の日本GPで優勝を飾り、自身5度目のシリーズチャンピオンに輝きました。
(【動画】MotoGP王者マルク・マルケスが箱根ターンパイクを走る!)
【第6位】トヨタ、ついに悲願のル・マン24時間初優勝! 中嶋一貴が日本車+日本人での初制覇を達成
世界三大レースのひとつであるル・マン24時間耐久レース。2018年の第86回大会でトヨタがついに悲願の総合優勝を飾りました。
日本人がドライブする日本車がル・マンを制したのは史上初。また、フェルナンド・アロンソにとっては世界三大レースのうち、モナコGPに次ぐふたつ目を制したことになり、トリプルクラウンに向け残すはインディ500のみ。2019年はこのインディ500に再挑戦します。
【第5位】「ホンダに光が見えて本当によかった」トロロッソF1の躍進にライバルが驚きと称賛
トロロッソと手を組み初シーズンを迎えたホンダF1。タッグを組んで2戦目の第2戦バーレーンではガスリーが予選6番手から4位入賞を果たしてみせました。
トロロッソとともに中団争いを繰り広げるハースは、ホンダの躍進について「驚いた。彼らは素晴らしい仕事をしている。F1にとってもいいことだ」と賞賛のコメントを送っています。
【第4位】危うくレースを台なしにするところだったファイナルラップの『謎の白いクルマ』の正体はドクターカー。初優勝のバトンも苦言を呈す
ジェンソン・バトンがスーパーGT初優勝を飾った第6戦SUGOでのできごと。決勝レースの最終ラップ、トップを走行するバトンの前に謎の白いクルマが現れ、ファンはもちろん、関係者を驚かせました。
謎の白い車の正体はSUGOのドクターカー。最終コーナー入り口でクラッシュしたEpson Modulo NSX-GTのドライバー救出に向かっていた車両でした。この1件については、第7戦オートポリスの定例会見でGTアソシエイションの坂東正明代表も言及しています。(スーパーGT第6戦SUGOでのドクターカーの一件について坂東代表が説明「指揮系統徹底の強化を」)
【第3位】「何の制約もなくGT-Rを作ったら」。ニッサン×イタルデザインによるGT-Rプロトタイプ公開
『何の制約もなくGT-Rをつくったらどうなるだろう』という発想のもと、日産自動車とイタリアの名門デザイン会社『イタルデザイン』が共同開発した『Nissan GT-R50 by Italdesign』。その独創的なデザインが話題を呼びました。
このGT-Rプロトタイプは、7月12日にイギリスで開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで世界デビューし、その走りを披露しています。(【動画】イタルデザインGT-Rと新型スープラがグッドウッドでヒルクライムに挑戦)
【第2位】パフォーマンス不足をホンダのせいにできなくなったマクラーレンに批判的な報道が続く
ホンダからルノーにパワーユニット(PU)サプライヤーをスイッチして2018年シーズンに挑んだマクラーレンF1。しかし期待通りのパフォーマンスを発揮できず、その責任を転嫁することもできない状況に陥ってしまいます。
そんなマクラーレンに批判的な報道が相次ぎ、チームスタッフも不満を募らせているとの報道も。レーシングディレクターのエリック・ブーリエは弁明を強いられました。
【第1位】F1 Topic:ホンダPUの馬力はすでにルノーと同等? 合同テストで分かったパワーユニットの勢力図
2018年、autosport webでもっとも読まれたニュースはF1プレシーズンテストのデータをもとに、各パワーユニットの馬力を比較したこの記事でした。2014年以来最強を誇ったメルセデスPUにフェラーリPUが追いつき、ホンダはルノーを凌駕する性能を発揮していると分析されました。
シーズン中のホンダは随所に速さをみせ、第2戦バーレーンGPでは2015年のF1復帰以来最高位となる4位入賞、また、パワーサーキットであるベルギーのスパ・フランコルシャンでも入賞を果たすなど、高いパフォーマンスを示しました。
そんなホンダPUの性能はトロロッソの本家、レッドブルにも認められ、2019年からは2チームにホンダPUが供給されることとなります。
※ ※ ※ ※ ※ ※
F1を戦うホンダに注目が集まる格好となった2018年。2019年はトロロッソに加えレッドブルもホンダユーザーとなることから、さらに注目が高まることになりそう。スーパーGTと全日本スーパーフォーミュラ選手権の国内トップカテゴリーでも、外国人ドライバーの参戦が予想されるなど、トピックスは盛りだくさん。autosport webは2019年もモータースポーツの“いま”をお届けしてまいります。
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