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【MotoGP】マルケス、MotoGPのペナルティ判断に疑問「アレイシへの罰則は良いとして、ベッツェッキのやつは?」

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【MotoGP】マルケス、MotoGPのペナルティ判断に疑問「アレイシへの罰則は良いとして、ベッツェッキのやつは?」

 MotoGP第19戦カタールGPでは、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)がフリー走行中にフランコ・モルビデリ(ヤマハ)の頭を叩く場面があった。この行為にはペナルティが科されたが、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は他にも罰せられる行為があったと指摘している。

 FP2の走行中、エスパルガロはモルビデリにコーナーのイン側からパスされた。これが気に障ったのか、エスパルガロは接触も辞さない勢いでモルビデリを抜き返し、大きなジェスチャーで怒りを露わにした。

【動画】アレイシ・エスパルガロ、キレた! モルビデリの頭をしばいた問題のシーン

 その後モルビデリは冷静に、落ち着くようにジェスチャーしたものの、これも気に入らなかったのかエスパルガロはモルビデリのヘルメットを叩いてしまったのだ。当然これはペナルティの対象となり、エスパルガロには1万ユーロの罰金と決勝の6グリッド降格処分が下されている。

 ペナルティに対してはフェアな判断だと言う声がライダーからは聞こえて来ている。ただマルケスは少し違った視点を持っており、レースディレクションのその他の事例との判断の差を指摘している。

 マルケスが指摘しているのは、カタールGP初日のFP1でポル・エスパルガロ(GASGAS)とマルコ・ベッツェッキ(VR46)の間に発生した小競り合いだ。

 FP1終盤、2人が接触スレスレのオーバーテイクをし合う場面があった後、セッション後のスタート練習の際にベッツェッキが停止しているポル・エスパルガロの後輪に何度もフロントタイヤをゴツゴツとぶつける場面があったのだ。

 マルケスはアレイシ・エスパルガロの行為が罰せられるなら、なぜベッツェッキの行為が罰されないのか理解できないと語っている。

「チャンピオンシップもたくさんのレースで構成されるようになっているけど、そうすると今回見たような出来事が起こる機会も増えるんだ。言うまでもなく、ああいうことはシリーズにとって良いことではないし、アレイシ・エスパルガロが受けたペナルティにも賛成するよ」

 マルケスはそう語る。

「でも昨日のマルコ・ベッツェッキはペナルティを受けていないんだよね? よく分からないな。それはそれだし、これはこれだろう! 今日、(エスパルガロは)1万ユーロの罰金と6グリッド降格を受けた。そして昨日の事例では何もないんだろう? 正しくないよ」

「自分が関係なければ良いと思うかもしれないけどね。だけどSNS上でも話題になってスポーツのイメージにとっても良くない。注意しなくちゃいけないんだ」

 なおマルケス自身も、予選で速いライダーの後ろに位置取って、タイムを少しでも縮めようとする戦略を度々採っていることで、批判を浴びている立場ではある。

 カタールGPでも同じ戦略を採っていたが、彼は「以前は自分もやられていたけど、気にしていなかった」と語り、そういった批判を気にする素振りは見せなかった。

文:motorsport.com 日本版 German Garcia Casanova

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