メルセデスがEQシリーズの第2弾、より手頃な「EQA」を国内発売。航続距離は422km、640万円から

メルセデス・ベンツ日本は4月26日、純電気自動車第二弾となるクロスオーバータイプのEV「EQA」を発表、同日販売を開始した。

EQAは、国内で取り回しのしやすいボディサイズと、SUVとしての使い勝手の両立が図られた電気自動車。ボディサイズは全長4465mm×全幅1835mm×全高1625mmで、「GLA」に近いサイズ感となっている。

デザインは、中央にスリーポインテッドスターを備えたブラックパネルグリルがEQシリーズの特徴。前後のオーバーハングが短く、曲線を多用したフォルムが印象的だ。なおAMGラインを選択すると、ブラックパネルグリルにハイグロスブラックのフレームとツインバーがあしらわれるほか、ホイールサイズが標準仕様の18インチから20インチへとサイズアップするなどスポーティ感が強調される。

モーターはフロントアクスルに搭載し、前輪を駆動する。最高出力190psm、最大トルク370Nmを生み出し、66.5kWhのリチウムイオン電池のもたらす航続距離は422kmと公表される。なお、充電は6.0kWまでの交流普通充電と100kWまでの直流急速充電（CHAdeMO規格）が使用可能だ。なお1年間は全国2万1000基ある充電サービスが無料で提供される。

EVならではの機能として、5段階の設定が可能な回生ブレーキを採用する。アクセルオフでのコースティング（惰性走行）のほか、回生ブレーキの効き具合を軽度・中度・強度の3段階に設定でき、さらに前走車との車間距離や登坂・降坂などを考慮して最適化されるオートモードも備える。

このほか対話型インフォテインメントシステム「MBUX（メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス）には、「充電ステーションを探して」や「8時までにクルマのクライメートコントロールを設定して」といった電気自動車ならではのリクエストにも応えられる仕様となっているという。

EQAの車両価格は640万円。決して安価ではないが、895万円からという価格設定の「EQC」に比べると、EQAは費用面でもボディサイズの観点からも選択しやすいと考えるユーザーはいるだろう。EQAはEQシリーズを少し身近な存在にしてくれる存在として注目を集めそうだ。

Comments

デザインはレクサス　エレクトリファイドが完全に先をいっている。

ナマズみたいなデザインばっかりになって、どうしたメルセデス