日産は先日、富士スピードウェイで来季のスーパーGT、GT500クラスのドライバーラインアップを決めるためのオーディションテストを行った。そこには、3人の外国人ドライバーが参加していたようだ。
当然のことながら12月の富士スピードウェイは寒く、シーズン中とは大きくコンディションが異なる。そのため、実際のレースとの比較が難しいため、このオーディションには今季日産陣営としてシーズンを戦ったドライバーも、複数人参加していたとみられる。
■スーパーGT GT500ストーブリーグ、日産勢にロシター&平手が加入との噂あり!
近年、スーパーGTは海外でもかなり注目度が高く、ヨーロッパでも様々な情報が飛び交っている。その中で、このオーディションに参加したドライバーは、ジェームス・ロシター、フレデリック・マコヴィッキ、ダニエル・ジュンカデラの3人だったとの噂が語られている。
先日当サイトでも報じた通り、ロシターは来季、KONDO RACINGに移籍する可能性が高いとみられている。またジュンカデラは、今季までメルセデスのドライバーとしてDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)を戦っていたが、メルセデスの撤退に伴いシートを失っており、新たな活躍の場を日本に探しているようだ。
マコヴィッキは、以前ホンダの一員としてスーパーGTに参戦。2014年以降はポルシェのファクトリードライバーとなり、2019年の契約も有している。ただ、ル・マン24時間やニュルブルクリンク24時間、そしてIMSAの長距離レースと来季の参戦レースは限られており、並行してフル参戦できるシリーズを探している状況のようだ。
来季の日産陣営は、ニスモの片桐社長も「聖域を設けない」と宣言している通り、大きくラインアップが変更される見込みである。今回のオーディションテストも、その一環であると見ることができよう。
なお一説には、この3人の外国人ドライバーのうちふたりが、シートを手にできる可能性があると言われている。一方で彼らの他に、今季は#31 TOYOTA PRIUS apr GTを走らせた平手晃平も、日産陣営に移籍する可能性が報じられている。また、先日行われたスーパーフォーミュラのテストに参加したルーカス・アウアーも、日産陣営からのスーパーGTデビューが噂されるひとりだ。
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