新ブランドロゴに合わせてフェイスリフト
韓国キアのブランドロゴが新しくなった。日本では馴染みがないと思うが、AUTOCARの英国サイトでは、このニュースが過去最高のアクセス数を稼ぎ出している。
【画像】小変更 キア・シード 欧州で競合するCセグメント・ハッチバックと比較 全137枚
単に多くの注目を集めただけでは終わらない。ブランドロゴを変えるということは、ブランディングにも影響を与えるし、様々な場所に用いられているロゴを、すべて変える必要がある。
ディーラーは店舗の看板だけでなく、名刺など細かな印刷物まで作り直す必要がある。もちろん、クルマのノーズに付くエンブレムも同じだ。
今回試乗したのは、フェイスリフトを受けたキア・シード。この小さなハッチバックにも、ちゃんと新しいキアのロゴが貼られている。
それ以外の変更点を確認してみると、フロントバンパーに手が加えられている。デザインを変えた、とは表現できないほど僅かに。両端には、エアインテーク風の処理だった部分が塞がれ、縦長のスリット風の溝とフォグライトが与えられた。
フロントグリルも、クロームメッキの処理が変えられている。リア側はさらに変化が小さい。正直いって、筆者はフェイスリフト前後では違いがわからず、写真をパソコン上で重ね合わせて比べてしまったほど。
かといって、シードが大きくデザインを変える必要性はなかった。以前から、スタイリングは褒められるものだったと思う。今でもその印象は変わらない。
品良く運転できる1.0Lターボと6速MT
インテリアでは、ダッシュボード中央のタッチモニター周辺のデザインがシンプルになっている。エアコンの操作系には、実際に押せるハードボタンが残された。シガーソケットのほかに、USBポートも用意されている。
ここ数年間で、自動車のインテリアは大きな変化を遂げたな、と実感してしまった。お手頃なハッチバックでも。
今日の試乗車は、キア・シードのエントリーグレードで、エンジンは3気筒1.0Lガソリンターボ。英国価格は2万105ポンド(約311万円)となり、フォード・フォーカスのエントリーグレードより2000ポンド(約31万円)もお安い。
最高出力119ps、最大トルク17.5kg-mを発生し、動力性能でもフォーカスと互角。0-100km/h加速には11.2秒が必要で、少々出遅れるものの、大きな差とまではいえないレベルではある。
スペック上では、最大トルクは1500rpmほどで得られ、シングルスクロール・ターボには高圧のダイレクト・インジェクションが組み合わされている。それでも、必要な加速を得るには、2000rpm以上の回転は欲しい。
高回転域でも、エンジンは粗野にはならない。6速MTでテンポ良くシフトアップしていけば、とても品良く運転できる。BGMとして3気筒らしいパタパタというノイズが聞こえるものの、気張っても耳障りなほどではない。
印象的なほどに快適で上々な仕上がり
エンジンはレブリミット付近まで引っ張っても、目立ってパワーが高まるわけではない。回りたがりでもないから、中回転域を活用した方が無駄はないといえる。穏やかな加速は、シードのキャラクターにも合っている。のんびり景色を楽しむのが良さそうだ。
タイヤサイズは、16インチの205/55。このクラスとしては印象的なほどに快適で、鋭い隆起部分やワダチを斜めに横断するようなことがなければ、落ち着きも失いにくい。
コーナーでのボディロールも、感心するほど抑えられている。全体的な印象としては、2万ポンド(約310万円)前後のクルマとしては上々な仕上がりにあると思う。
近年のキアは、価格重視の自動車メーカーからの脱却を図っている。2018年発表の現行シードには、手頃な部品を集めたような従来のキアらしさが残ってはいるものの、ソツのないまとまりにはある。偽りのない、実直さを感じる。
フォード・フォーカスのように、洗練されたハンドリングを備えているわけではない。しかし日常的な環境にいる限り、それに近い走りを享受できると思う。
シードに限っては、まだ新しいブランドロゴほどの変化はない。それでも、充分に検討する価値のあるハッチバックだ。キアのエントリーグレードとして、近づきやすい入り口だと思う。
キア・シード 1.0T-GTi 2(英国仕様)のスペック
英国価格:2万105ポンド(約311万円)
全長:4310mm
全幅:1800mm
全高:1447mm
最高速度:189km/h
0-100km/h加速:11.2秒
燃費:19.2km/L
CO2排出量:119g/km
車両重量:1362kg
パワートレイン:直列3気筒998ccターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:189ps/6000rpm
最大トルク:17.5kg-m/1500-4000rpm
ギアボックス:6速マニュアル
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みんなのコメント
エンジン付き乳母車だな
やはり車は <<ドイツ車>> に限る。
国産のボロ車から選ばなければならないのは、とても惨めだね。