1月10日(金)にホンダは『2025年Hondaモータースポーツ活動計画』を発表し、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているファクトリーチームの名称を『Honda HRC(ホンダHRC)』に変更することを明らかにした。
ホンダはMotoGPクラスにおいて、1995年からスペインの大手石油会社であるレプソルパートナーシップを締結しレプソル・ホンダとして参戦を続けてきた。オレンジを基調としたマシンにレプソルのロゴが大きく掲げられたマシンが特徴的で、過去にはミック・ドゥーハンや伊藤真一を始めバレンティーノ・ロッシやニッキー・ヘイデン、ケーシー・ストーナー、ダニ・ペドロサ、マルク・マルケスといった数々のライダーを起用してきた。
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1995年以降は最高峰クラスにおいて15度のチャンピオン、10度のチームタイトルを獲得し、計183度の勝利を挙げて455度の表彰台に上がった。なかでも2013年から2023年まで継続参戦したマルケスは、最高峰クラスで59勝を含む101度の表彰台を獲得し、11年間で6度のタイトル獲得と栄光をもたらすなど多大な活躍を見せていた。
ところが、2023年限りで絶対的エースであったマルケスのホンダ離脱に伴い、2024年はスポンサーの出資額をやや縮小化。チーム名こそレプソル・ホンダ・チームのままであったが、カラーリングはホンダの特徴であるトリコロールカラーへと大幅に変更された。レプソル離脱の噂も囁かれていたなか、既報のとおりシーズン途中の2024年9月9日にパートナーシップの解消が発表され、30年間続いた互いの関係に終止符を打つことに。
そのことを受け、ホンダは2025年からファクトリーチームの名称を『Honda HRC(ホンダHRC)』に変更することを『2025年Hondaモータースポーツ活動計画』で発表。ライダーは前年度と変わりはなく、ジョアン・ミルとルカ・マリーニが2台体制で継続参戦する。
ただ、ホンダRC213Vのカラーリングにおいてはレプソルという文字は一切なくなり、全面的にトリコロールカラーとなることが予想される。マシンやレーシングスーツなどカラーリングの詳細は明らかとなっておらず、2月1日(土)に行われるチームの体制発表にて全貌が明らかとなるので、注目したいところだ。
サテライトチームであるホンダLCRのチーム名に変わりはない。ヨハン・ザルコが参戦するチームを『カストロール・ホンダLCR』、Moto2から新たに昇格するルーキーのソムキャット・チャントラが参戦するチームを『イデミツ・ホンダLCR』としている。こちらは2月8日(土)に体制発表が行われ、カラーリングがお披露目される。
また、ここ数年苦境が続くホンダは、2025年シーズンその状況を打破すべく、これまで以上にテストを含めた開発体制を強化しRC213Vの戦闘力向上に向けて開発を加速させていくとのことだ。2024年シーズンまでMotoGPクラスに参戦していた中上貴晶、そしてアプリリア・レーシングでしのぎを削っていたアレイシ・エスパルガロが新たに開発チームに加わることになる。経験豊富なふたりの活躍と開発の促進にも期待したいところだ。
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みんなのコメント
すぐに結果に現れないと思うけど、温故知新の精神で頑張って欲しい…
フレディ・スペンサーを思い出します。
頑張れHRC!
応援してるぞー!!