メルセデス-AMGペトロナスF1チームは、2月15日、2023年型F1マシン『F1 W14 Eパフォーマンス』の発表会をイギリス・シルバーストンで開催した。チーム代表兼CEOのトト・ウォルフ、レギュラードライバーのルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセル、リザーブドライバーとして新たに加入したミック・シューマッハー、テクニカルディレクターのマイク・エリオット、メルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレインズ(HPP)のマネージングディレクター、ハイウェル・トーマスがニューマシンと共に登場し、新シーズンとニューマシンについて語った。
W14は、全体のカラーリングは昨年のシルバーからオールブラックへと戻り、昨年型の流れをくみ、スリムなサイドポッドを備えたマシン。メルセデスは、「W14は、困難な2022年で得た教訓から生まれた、印象的な外観を持つマシンである。W13の根底にある基本コンセプトは保持され、コアとなるパフォーマンスエリアにフォーカスして開発された」と述べている。
「その結果、前年型の独特なDNAを保持し、エンジンカバーのボディワークなど、一目で分かる顕著な変更やその他の内部への変更が施されたマシンが誕生した」
「このマシンの魅力的な外観は、その構造だけにとどまらない。2020年と2021年に登場した象徴的な黒のカラーリングが、全体の重量を減らすための重要なプロジェクトの一環として、改良のうえ、取り入れられた」
「我々は、世界選手権を狙って戦うことを常に希望し、それを期待している」とウォルフ代表は語る。
「しかし昨年はライバルが非常に強力だったため、我々は追い上げを図らなければならない状況だ。最前線で戦うためには、回復力、チームワーク、そして強い決意が必要である。我々はあらゆる課題に立ち向かい、チームを第一に考え、ミリ秒単位で速さを追求するために、あらゆる手段を講じる。今年、再びトップに戻るために、全力を尽くしていく」
「昨年はチーム全体が必死に努力し続けた。マシンが望む状態ではないと分かった時、自分たちのなかにあるすべての力を活用した。その状態はシーズン最後まで続いた」
「我々は今、新シーズンへの準備を進めている。グリッド最前線で戦える競争力を持つマシンを生み出すために、組織全体のなかに、多大な努力、モチベーション、エネルギーがあふれている」
オールブラックへとカラーリングを変更したことについて、ウォルフは「パフォーマンスのためにW14をブラックのカラーリングにした」と説明した。「我々は重量削減のためのあらゆる機会を探り、それがカラーリングにも及んだ。それはシルバーアローの起源を想起させる。当時、メルセデスはホワイトのマシンだったが、重量が重すぎて、塗装をはがし、シルバーのアルミニウムを見せて勝利へと突き進んだ。我々はそれと同じアプローチを取った」
「我々は昨年重量が重すぎた。今年は、可能な限り重量を減らすため、どのエリアで削れるかを探ったのだ。歴史は繰り返される」
「このマシンには、マットブラックにペイントされている部分もあれば、カーボンの部分も見られる。2020年にカラーリングを変えた時、その一番の理由は、我々の心のそばにある多様性と平等の理念をサポートすることだった。ブラックはその時点で、我々のDNAの一部になった。そこに戻ったことをうれしく思う」
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みんなのコメント
はいメルセデス違反確定!
FIAは、ちゃんと処分して下さい。