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海外で格安で売られている中古車 19選 トヨタ・セリカからBMWまで

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海外で格安で売られている中古車 19選 トヨタ・セリカからBMWまで

海外の中古車市場で「アツい」モデル

今、中古車が熱い。

【画像】海外で格安で買える中古車【BMW 3シリーズやトヨタ・セリカなどを写真で見る】 全55枚

半導体の不足で新車の供給が制限されているため、代わりに消費者は中古車を買わなければならなくなり、全体的に価格を押し上げているのだ。日本だけでなく、海外でも同じ状況が起きている。しかし、本当に安いクルマが必要な場合はどうすればいいのだろうか?安くても、いろいろな意味でがっかりしない中古車とは?

今回は、英国の中古車市場を例に挙げ、安くて信頼できるクルマを紹介したい。それなりに古く走行距離も重ねているが、壊れにくさ、扱いやすさ、運転の楽しさなどさまざまな視点から19台をピックアップした。日本車も数多く選ばれている。

なお、欧州では排ガス規制により一部の都市への侵入・通行が規制されていることがある。このような低排出ガスゾーンでは通行料が発生することもあるので、車種や製造年によっては必ずしも「お得」とは言えないだろう。そうした事情もある程度加味した上での価格設定と見た方がよさそうだ。

BMW 330i

「E46」としては最後の眩いモデル。6気筒ガソリンエンジンと美しいタービンサウンドが特徴だ。車内もそこそこ広く、欧州では古いBMWでも社用車として重宝されている。

価格:2500ポンド(約40万円)

フォード・モンデオ

フォード・モンデオの実用性は、数世代にわたって評価されてきた。中でも2000年代のMk3は最高だ。中古車の購入時には、前オーナーがサスペンションのブッシュを交換しているかどうか、エンジンベルトをすべて交換しているかどうかを確認したいところ。

1.8 Zetecグレードがベストと思われるが、クルーズコントロールやフロントガラスヒーターを装備した2.5 Zetec Sもお薦め。

価格:900ポンド(約15万円)

ホンダHR-V

乗り味のソフトなモデルが多い最近のSUV界隈だが、それなら新車を買わなくとも中古車でいいのではないだろうか。HR-Vは未来的なスタイリングを持ち、薄目で見ればレンジローバー・イヴォークのような雰囲気すら漂っている。例えその半分しか能力がなくても、買う価値はある。

価格:900ポンド(約15万円)

ホンダ・ストリーム

ストリーム(流れ・時流)って、よく考えると良い名前だ。シャトルに続いて現れたストリーム。そんなことはさておき、ストリームは多くのドライバーを失望させることはないはず。ホンダの中古車は、どれも安心できるものとして海外でも信頼を集めている。加えて、このクルマは7人乗りが可能である。

いま、英国ではあまり流通していないようだが、2003年式の2.0 SE Sportグレードが1500ポンド(約25万円)で売られていた。走行距離16万km、ディーラーで買える。バーゲンセールではないか?

価格: 1500ポンド(約25万円)

ヒョンデ・サンタフェ

がっかりするような故障のないディスカバリー2、と言っても過言ではない(おそらく)。犬を乗せたり、悪天候の中で買い物や通勤に必要なクルマなら、サンタフェが最適。見栄えはしないが、見立たないし気にする人はいない。

よくあるトラブルとして、クランクシャフトセンサーが故障する可能性がある。しかし、全体的には深刻なトラブルとはほぼ無縁で、順調に走行距離を重ねていくことができる。2006年式2.4 CDXグレード、走行距離15万km、ブラックの個体で1950ポンド(約30万円)と、これくらいが妥当な金額と思われる。

価格:1900ポンド(約30万円)

ヒョンデ・クーペ

日本では「ヒュンダイ・クーペ」の方が馴染みのある呼び方だろう。さて、欧州のクーペ好きの間では初代フォード・プーマが持て囃されているが、大抵は錆びていることが多い。2002年式のもっときれいなヒョンデ・クーペを探す方がいいかもしれない。この選択を「妥協」と考えるのは間違いだ。

信頼性は比較的高く、それでいて安い。実際、2003年で走行距離13万km、1.6L Sグレードで1195ポンド(約20万円)から売られていた。全体的に状態が良さそうなので、かなりお手頃と言える。

価格:1200ポンド(約20万円)

レクサスGS 300

トヨタ・アリストのレクサス版。2代目のGS 300は走行距離を重ねても壊れず、6気筒エンジンで後輪を駆動するため、運転も楽しいはず。タイミングチェーンは15万kmで交換が必要で、エアコンも不具合を起こすことがある。

英国では、走行距離15万kmの1998年式SEグレードを見つけたが、メンテナンスの記録もしっかり揃い、なおかつとても綺麗だった。

価格:2500ポンド(約40万円)

レクサスLS 400

トヨタ・セルシオのレクサス版。国内外問わず、レジェンド的な存在として認知されている(ホンダのことではない、あしからず)。

軍艦のように頑丈で、壊すことはほとんど不可能である。しかし、海外でも残存数は確実に減っているし、価格も上がりつつある。普通に乗っていても何も問題ないのだが、万が一、問題が起きるとお財布が大変なことになる。原因となりうるのはサスペンションだろう。

英国では、1998年式で走行距離が多いものの、丁寧にメンテナンスされていると思われる個体を2500ポンド(約40万円)で発見した。1台買ってしまおうか。

価格:2400ポンド(約40万円)

マツダ323

もうすっかり忘れ去られてしまったかもしれないが、マツダ・ファミリアがいかに破格のファミリーカーであったか、思い出してほしい。そして、海外では今でも破格である。

ファミリアは、欧州では「323」の名で知られている。法人需要が多い中、323はほとんどが個人で購入されたため、今でも比較的良好な状態を保っているようだ。目立った故障は少なく、基本的に必要なのはタイヤや排気系など消耗品の交換だけ。

もっと初期のモデルもいいが、さすがに1980年代になるとクラシックカーの部類に入ってしまう。1997年式の1.5で、ほぼ1年間のMOT(英国の車検)が残っている個体には驚かされた。895ポンド(約15万円)という値段はちょっと不安に感じるが、見た目はよく、走行距離も17万kmと欧州基準では少ない方。

価格:895ポンド(約15万円)

三菱ランサー

カリスマ性の低い1台。しかし、信頼性の高さが売りで、毎日使っても壊れる心配のない「道具」である。ランサー・ワゴンを選べば、さらに使い勝手がよくなるはず。

このクルマの良さを知る人がどれだけいるのか不明だが、今売りに出されているのは1500ポンド(約25万円)くらいのものが多い。バーミンガムで2008年式の1.6 Equippeグレードが1795ポンド(約30万円)で売られていた。まだ8万km程度しか走っていないので、検討の価値はあるだろう。

価格:1795ポンド(約30万円)

三菱スペースワゴン

三菱グランディスを取り上げてもよかったが、値段は高いし、乗り心地も悪い。窓付きの海上コンテナのように見えなくもないルックスに耐えることができれば、スペースワゴン(シャリオの欧州仕様)は何の心配もなく乗れる。

英国では、ボディキットやオートマチック・トランスミッションのついた怪しげな輸入車がごろごろ転がる中、最終的に1998年式で850ポンド(約14万円)、走行距離13万kmのきれいな個体を見つけることができた。

価格:1000ポンド(約16万円)

日産マイクラ1.0

欧州生まれのコンパクトカーといえばスマートが有名だが、妥協すべき点はちょっと多いし、故障も心配。では、日産マイクラ(K11)ならどうか?マイクラは日産マーチの海外仕様で、2代目となるK11型は今なら数百ポンドで売られている。

K11型の発売は1992年で、さすがに錆びやスロットルボディの故障など、トラブルと無縁とはいかないようだ。そうした不具合があると、約20km/lという当初の低燃費は望めないだろう。素の可愛らしさを崩すような過度な改造が施されず、丁寧に乗られてきた綺麗な個体を探すとよさそうだ。英国では2001年式で走行13.8万kmのものが550ポンドで売られていた。

価格:550ポンド(9万円)

サーブ900(2代目)

今はなきスウェーデンの自動車メーカー、サーブが1992年に発売した900(または後の9-3)は、大人向けのカブリオレだ。値段もお手頃。中古車の場合、対処すべき厄介事はあるが、核心部はかなりタフである。面白いほどゆったりした運転感覚だが、見た目は素晴らしい。

英国で見つかった2004年式の9-3 2.0T Vector、走行距離12万kmのブラックの個体は、1895ポンド(約30万円)とお買い得。

価格:1895ポンド(約30万円)

セアト・レオン

運転するのが楽しくて、十分タフなハッチバック。欧州のハンドリングマシンと言えばフォード・フォーカスがよく知られているが、セアト・レオンはそれに代わるだけの実力を備えている。

エンジンの選択肢も豊富で、1.6Lガソリンも妥協点としてまずまずのものだが、できれば1.8Lを狙いたい。コイルとプラグの不具合でエンジンがかからなくなることがあるが、セアトはフォルクスワーゲン・グループの一員なので、修理は比較的簡単にできる。

2005年式の1.6 SXグレードは12万kmで950ポンド(約16万円)。もはやバーゲン価格だ。古いレオンには、走行距離が長いものが多いようだが……。

価格:950ポンド(約16万円)

スズキ・ワゴンR+

軽自動車のワゴンRは、日本では説明の必要がないほどよく知られたモデルだが、かつて普通車の規格で作られたワゴンR+というモデルもあった(現在ではソリオとして販売されている)。

1999年に登場したワゴンR+は、初めから海外での販売も視野に入れて開発されている。1.0Lガソリンエンジンを搭載し、走行性能は必要十分。シートは老若男女問わず座りやすいもので、トランクやシートを畳んだときの室内空間は広大だ。

オペルからもアギーラ(Agila)の名で販売されているので、欧州ではこちらの名で認知している人も多いだろう。しかし、今ではワゴンR+の方が安いようだ。

長大な走行距離には耐えられないので、ブレーキやサスペンションに注意が必要。12万km強の2004年式1.3 GLグレードなら、買う価値はあるだろう。

価格:790ポンド(約13万円)

トヨタ・セリカ

恋しいトヨタ・セリカ。現代でいえばGR86に相当するだろうか。ちょっと古くなってしまったが、シャープなセリカにはまだ愛すべき魅力がたくさんある。それにトヨタ車である以上、オイルがこげつくことはあっても信頼性は抜群だ。

チューニングを施した個体は避けたい。オンラインで探したところ、2005年式、走行距離17.4万kmの個体が見つかった。エアコンと3か月の保証付きで1995ポンド(約33万円)である。

価格:1995ポンド(約33万円)

ヴォグゾール・アストラ・カブリオ

オペル/ヴォグゾールのリーズナブルなエントリーモデルとして知られるアストラ。しかし、カブリオは過小評価してはいけない。一日中走り回ることができるドロップトップである。

ルーフが壊れていると車内と枕が濡れてしまうので、その点は要チェック。2003年式1.8i、走行距離14.6万km、奇跡的にワンオーナーというちょっと面白い1台に巡り会えた。近年の英国の低排出ゾーンにも適合しており、800ポンド(約13万円)で購入できる。

価格:800ポンド(約13万円)

ボルボS80

しばしば見落とされ、過小評価されがちなボルボS80。それゆえ、この安さを実現している。スペックは高く、ガソリンエンジンは信頼性も高い。主な注意点としては、オートマチック・トランスミッション、サスペンション(重いクルマなので)、ABSの警告灯に関するものだ。

2002年式2.5のAT、走行距離8.7万km、エアコンと1年の車検残で1500ポンド(約25万円)の個体が見つかった。ほとんどの中古車がATで、走行距離もまちまちなので、いろいろと探してみると面白そうだ。S80なら、ずっと遠くまで走れると思う。

価格:1500ポンド(約25万円)

ボルボC70 T5

痛々しいほど美しいC70 T5。ポールスター仕様でなくとも別にいいや、とさえ思えてしまう。カリスマ性は薄いし、走りも抜群というわけではないが、いちおう250km/hまで出せる。サスペンションやABSのトラブル、電動ウィンドウの故障はあるが、大したことではない。

英国で見つけたC70のうち、2002年式で走行距離12.3万km、エアコン付きの個体が1790ポンド(約30万円)で売られていた。最後のオーナーは引退した女性だったようだ。何度も言うが、美しい。

価格:1790ポンド(約30万円)

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みんなのコメント

12件
  • 日本で本当に数百万円になるのなら、
    悪質ブローカーがアジアでタダ同然で掻き集めてきて、日本で売りまくると思うが・・

  • サーブみたいな車作るのやめちゃった会社の車も、欧州ではパーツが豊富とか、あるんかな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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