三重県の鈴鹿サーキットで開催されている全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テスト・ルーキーテストは、12月10日の13時45分から初日午後のセッション2が行われ、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)が午前セッション1に続いてトップタイムを記録している。
今回のスーパーフォーミュラ合同・ルーキーテストは、今年2月に同じく鈴鹿サーキットで行われた第1回公式テスト2日目の走行が降雪によってキャンセルになった影響を受け、通常の走行枠を15分拡大して行われている。また、このセッション2では、円滑なアタックシミュレーションの実施を目的とし、セッションの最後にドライバーを2組に分けた走行枠が新たに設けられることになったため、走行時間は当初の予定からさらに10分拡大され、2時間25分間の走行となった。
体調不良のロバンペラ、スーパーフォーミュラ鈴鹿テスト2日目以降を不参加へ。めまい症で医師から走行禁止
セッション2はサーキット上空に青空が広がるなか、定刻どおり13時45分にスタートを迎えた。この走行枠では、午前セッション1でTEAM GOHの53号車をドライブした笹原右京に代わり、ルーキー枠で参加するチャーリー・ブルツが53号車で参加。また、ヤス・マリーナ・サーキットでのF1アブダビテストを終えたディフェンディングチャンピオンの岩佐歩夢(TEAM MUGEN)は、急きょ鈴鹿サーキットに向かい、当初の2日目からの参加ではなく、このセッション2から15号車のステアリングを握ることになった。
セッションのスタートでは全車がコースインすることはなく、約半数のドライバーがピットを後にする。最初のターゲットタイムは福住仁嶺(docomo business ROOKIE)がマークした1分38秒354となり、0.023秒差の2番手に牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、0.266秒差の3番手に坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が続いた。
その後、各車はイン/アウトラップを繰り返しながら周回を重ねて自身のベストタイムを塗り替えていくが、開始30分経過後のトップ2の顔ぶれは変わらず。セッション1で最速タイムをマークしたイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)が1分38秒494を記録し、3番手に浮上した。
そんななか、F1アブダビテストを終えて日本に帰国した岩佐がヘリコプターで鈴鹿サーキットに到着。まさかの登場方法でサーキットを一時騒然とさせた岩佐は、鈴鹿サーキット到着から25分後に走行を開始した。この時点でのトップは福住と変わらず、牧野のタイムをわずか0.001秒上回ったフラガが2番手、牧野が3番手に続いていた。
岩佐がウォームアップを進め、ピットに戻っていた約半数のドライバーとともに走行を再開したフラガがトップタイムを塗り替えるなか、名取鉄平(KONDO RACING)とマシンを乗り換えていたジャック・ドゥーハン(KONDO RACING)がデグナーカーブふたつめでクラッシュ。ドゥーハンはクルマから降りたものの、マシンを回収するために赤旗が提示された。
約10分間の中断後、残り時間が1時間を切ったタイミングでセッションは再開。すると佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)がタイムボードの先頭に浮上してPONOS NAKAJIMA RACINGがワンツー体制を築くが、山下健太(Kids com Team KCMG)、続いて福住がトップタイムを塗り替え、他車に先駆けて1分37秒台にタイムを入れた福住がふたたびトップの座を奪取した。
3番手に野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)が割って入りNAKAJIMA勢がポジションを下げるなか、フラガが1分37秒158を記録。福住のタイムを0.408秒上回って最速の座を奪取し、全車が参加する走行枠は終了。その後、2組によるアタック合戦が繰り広げられたが、フラガのトップタイムを上回るドライバーは現れず。午前のセッション1に続いてセッション2もトップで終え、テスト初日を締めくくった。2番に佐藤、3番手に山下が続いている。
ルーキー勢の最上位は13番手の野村となり、今テストにおける注目株のひとりであるカッレ・ロバンペラ(Kids com Team KCMG)は、体調不良によって出走が叶わないままセッションを終えている。Kids com Team KCMGとロバンペラは、その後の診察で「発作性頭位めまい症の症状により、医者からは今週の走行を控えるように指示があった」としてスーパーフォーミュラ鈴鹿合同・ルーキーテストの2日目以降を不参加にすると明らかにした。
翌17日(木)に行われるスーパーフォーミュラ合同テスト・ルーキーテストの2日目では、セッション3が9時、セッション4が13時45分よりスタートする予定だ。
[オートスポーツweb 2025年12月10日]
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