レッドブルの育成ドライバーであり、今季TEAM MUGENからスーパーフォーミュラに参戦することが決まっているユーリ・ヴィップスが、フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権にも参戦することが分かった。
この選択は、ヴィップスが新型コロナウイルスの影響で日本に入国できなかった場合、代わりに参戦するカテゴリーとして大いに役立つことになるはずだ。
■SF参戦のヴィップス、レッドブル育成残留は”幸運”?「かけられる期待は大きい」
現在、各国から日本への入国は著しく制限されており、ヴィップスの母国であるエストニアもこの対象に含まれている。実際、ヘイキ・コバライネンやベルトラン・バゲットは、この入国制限のために先週末富士スピードウェイ で行なわれたスーパーGTの公式テストに参加することができず、7月18~19日の開幕戦に参戦することも危ぶまれている。彼らの所属チームは、そのような危惧が現実のモノとなった場合に備え、第3ドライバーを準備している。
しかしスーパーGTとは異なり、スーパーフォーミュラの開幕戦は8月29~30日に予定されているため、ヴィップスが渡航するための時間的な猶予は確保されている。
ヴィップスが参戦することになったフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権の初戦は7月31日~8月2日にかけて行なわれ、第2ラウンドはスーパーフォーミュラの開幕戦の1週間前である8月21~23日に日程が組まれている。
スーパーフォーミュラとフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権の開催日程は、ふたつの週末で重複している。これについては、いずれもスーパーフォーミュラに参戦することが優先されるモノと思われる。
F1参戦を目指すヴィップスは、現在スーパーライセンスポイント20を保持している。F1参戦に必要な40ポイントまではあと20……これを満たすためには、いずれかの選手権でランキング2位までに入ることが必要になる。それを達成できれば、近い将来のF1参戦にグッと近付くことになるはずだ。
なおヴィップスは、先週イモラ・サーキットで開催されたプレシーズンテストに参加し、フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権用マシン”タトゥースF3 T-318”をドライブしている。
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