もくじ
ー 「歴史あり」のF1マシン出品へ
ー ウィリアムズFW14Bの特徴
ー 新車同然のコンディション保つ
ー ボナムスの担当者はどう見る?
コンパニオン大特集(11) 大阪オートメッセ2019 画像70枚
「歴史あり」のF1マシン出品へ
史上最強F1マシンの1つでナイジェル・マンセルに自身初の世界チャンピオンをもたらした、ウィリアムズFW14Bが今年の夏、ボナムスのオークションに出品される。
シャシー・ナンバー「08」は1992年シーズンの開幕から第7戦までマンセルが乗り、その後の6戦を彼のチームメイト、リカルド・パトレーゼがドライブした。
このマシンは特にマンセルが駆ったときに素晴らしいパフォーマンスを見せた。英国人ドライバーは当時の記録となる開幕から5連勝を達成。第6戦も2位でフィニッシュした。パトレーゼもこれに乗ってポイントを稼ぎ、両者合わせて13回の予選で7度もポール・ポジションを獲得している。
そのマシンが7月に行われるボナムスのグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード・セールに出品される。現時点で予想落札価格は発表されていないが、数億円になることは間違いないだろう。
ウィリアムズFW14Bの特徴
1992年はマンセルにとって最良のシーズンだった。それ以前の6年間、チャンピオンシップで3度もドライバーズ・ランキング2位に終わっていたマンセルが、ついに初の世界チャンピオンに輝いたのだ。しかも圧倒的な強さで。
マンセルがドライブしたウィリアムズは、多くのレースで他のマシンより数秒速かった。“レッド5” は全16戦のグランプリで9勝を挙げた。これは2002年にミハエル・シューマッハが破るまでシーズン最多勝利記録であり、またこの年、マンセルが獲得した14回のポール・ポジションも当時の新記録だった(こちらは2011年にセバスチャン・ベッテルが更新するまで最多記録を維持していた)。
ウィリアムズFW14Bは、マンセルの圧倒的強さを支える重要な役割を果たした。その多くの革命的な技術はその後のシーズンで禁止されてしまったため、あれから27年が経った今も、最も先進的なF1マシンの1台であり続けている。
新車同然のコンディション保つ
エイドリアン・ニューウェイが設計したこのマシンは、ルノーの3.5ℓV型10気筒RS3レース用エンジンと6速セミオートマティック・ギアボックス、そして独創的なアクティブ・サスペンションに最先端のエアロダイナミクスを備えていた。これらによってサーキットでは、明らかに他より際立った速さを発揮した。
F1の実戦から退いたシャシー08は、ウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリングによって新車同然のコンディションに整えられ、1人の個人オーナーのもとで保管されてきた。現在も走行可能だ。実際、V10エンジンとハイドロリック・アクティブ・サスペンションはどちらも数週間前にきちんと作動している。
ボナムスの担当者はどう見る?
ボナムスのモータースポーツ部門でグローバル・ディレクターを務めるマーク・オズボーンは次のように語っている。
「1992年シーズンのために設計されたFW14Bは最高のマシンでした。全16戦で10勝を挙げる圧倒的な強さを誇り、いくつもの記録を打ち立てました」
「1人の若者として、また英国籍の者として、私は英国のウィリアムズが作り上げたマシンの素晴らしさ、特にレッド5には愛国的な畏怖の念を抱きました」
「中でもシャシー08は最も賞賛を集めた車両です。マンセルの手によって開幕5連勝という記録を成し遂げたのですから」
「このFW14Bは当時、そして今も、F1で戦った最も洗練されたマシンの1台であり続けています。われわれボナムスはそんなモータースポーツの伝説を任されたことを光栄に思います」
ボナムスのグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード・オークションは2019年7月5日に行われる。
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