MotoGP第10戦フランスGPで、LCRホンダの中上貴晶は予選Q1で3番手タイムと、Q2に進むことができず、13番グリッドから決勝レースへ挑むこととなった。
中上はQ1の終盤のアタックで1分32秒179をマーク。Q2進出となる2番手まではわずか0.125秒の差だった。
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中上はプレスリリースに寄せたコメントの中で、予選Q2への進出が果たせなかったことは残念であり、望んだポジションではないと認めた。ただFP4ではアベレージペースが良かった点が決勝に向けてポジティブな点だとも語っている。
「予選では全力でプッシュし、最高のパフォーマンスができるようにがんばりましたが、Q2進出を果たせませんでした」
「しかし、FP4ではアベレージもよく、明らかに前進できたと思います。マシンはかなり快適になり、安定しました。明日のレースへ向けていいことです」
「予選は難しいコンディションとなり、わずか0.1秒差でQ2を逃してしまいました。13番グリッドはあまりいい結果ではないし、期待したポジションでもありません。明日のウォームアップは寒くなると思いますが、最後の調整に挑みます。レースペースはかなりよくなったので、楽しみです」
「いつものようにベストを尽くし、序盤にポジションをいくつか上げたいです。そのあとはレース展開を見ながら、ベストを尽くしたいです」
舞台となるル・マン・ブガッティ・サーキット周辺は、レースウィークを通じて冷涼な気候に包まれている。路面温度も低く、結果として大半のライダーはソフトタイヤでフリー走行に挑むことになったが、これが決勝に向けて懸念材料になりうると中上は考えている。
予選後の取材の中で、中上はフロントタイヤにソフトを選択した場合、ホンダにとって“柔らかすぎる”と指摘。しかし、リスクのある状況でミディアムタイヤを試すことができなかったため、レースに向けて選択することも難しいと語った。
「マシンのフロントがあまり快適に感じられていないんです。それでコーナリングのエイペックスで速度を落としてしまっています」と、中上は言う。
「フロントソフトは、僕らにとって柔らかすぎると思います。ですが僕らはミディアムを今週末試せていません。この寒いコンディションで、あまりリスクを負いたくなかったんです」
「ストレート後のターン1、そしてターン2と通過した後、タイヤの左サイドはかなり難しい状態になっていますからね」
「レースに向けて、今日よりも気温が高くなれば、フロントミディアムは選択肢のひとつになるかもしれません。ですがそれを試すには遅すぎますし、レースでだけ使用することはリスクになります」
「ミシュランの技術者とも話し合うことが必要です。ですが大半のライダーはソフトを選ぶと思います。ソフトはホンダにとって柔らかすぎるとは思いますが、明日はどうにかする必要がありますね」
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