2021年F1開幕戦バーレーンGPの勝負の鍵となったともの。そのひとつに、“トラックリミット”が挙げられるだろう。
レース残り4周、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が首位を走るルイス・ハミルトンをターン4でオーバーテイク。しかしその際にトラックリミットを逸脱してしまったため、フェルスタッペンはハミルトンに順位を譲らなければならなかった。
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予選ではターン4でトラックリミット違反を犯した際にはラップタイム抹消の措置が取られていた一方で、決勝レースに関しては縁石の外にマシンが出ても問題ないと多くのドライバー・チームが解釈していた。しかしながらハミルトンはレース中、チームからターン4では白線の内側に留まるよう指示を受け、無線でも困惑している様子であった。
このように、トラックリミットがどう適用されるのかについてレース中に混乱が生じたが、メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフはFIAに対し、今後はより明確で一貫性のあるものとするよう求めた。
「私も皆さん同様混乱している」とウルフは語った。
「レースの序盤では、ターン4のトラックリミットに関しては制裁を受けないと言われていた。しかしその後突然、このままワイドに走っているとアドバンテージを得たと判断されてペナルティとなる可能性があると聞かされた」
「そして最終的には、それが我々の勝ちに繋がったわけだ。マックスはレースディレクターの判断でワイドに走ってアドバンテージを得たとされ、ポジションを返上しなければならず、我々が勝利を掴むことになった」
「だからこのようなメッセージを送るかについて一貫性が欲しい。彼らの指示は明確かつ不可侵なものでなければいけないし、シェイクスピアの小説のように解釈の分かれるものであってはいけない」
ウルフはまた、メルセデスのスポーティングディレクターを務めるロン・メドウズと共にFIAのレースディレクター、マイケル・マシと連絡を取り、説明を求めたことを明かした。
「ドライバーが受け取ったメッセージは至極単純なもので、ターン4のトラックリミットに関してはレース中に取り締まられないというものだった」とウルフは続ける。
「ロンと私はマイケルとレース中に話をした。マイケルはレースノートについて言及して『ああ、でもそれはアドバンテージを得ていない場合に限る。それはノートにも書かれている』と言った。そんなもの私は見た記憶がない」
「誰もが理解できるようなシンプルなものでなければならないと思う。つまり、ドライバーたちが何が許されて何が許されないのかを思い出すために紙をマシンの中に持ち込む必要があるような状況ではいけない」
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みんなのコメント
トラックリミットの考え方は一貫して変わっていない。直前のF2のレースでもブラックアンドホワイトフラッグが出されていたではないか。にもかかわらず、このコメントだ。中継を見ながら「とっととブラックアンドホワイトフラッグ出せ!」とずっと言っていたよ。レーススチュワードは忖度なく裁定してほしい。今のF1はタイヤマネージメントが重要だ。アドバンテージはタイムだけではない。29回ものトラックリミット違反をして何のお咎めもない方がどう考えてもおかしいでしょう。57周だよ。しかもF2では厳しくとっていたのだし。
守っているチームは守っていたしね。