TOYOTA GAZOO Racingは、若手ドライバー支援プログラムである『TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラム』の活動を強化。育成ドライバーである勝田貴元に、世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・ドイチェランドおよび第13戦ラリー・スペインで、最高峰クラスに出場する機会を与えることを発表した。
勝田は今季、WRC2クラスにフォード・フィエスタR5で参戦。第6戦チリで自身2度目のWRC2クラス優勝を飾った。また、ヤリスWRCでフィンランドラリー選手権にも参戦し、2戦2勝という結果を残している。
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トヨタは、勝田のシーズン前半での成長度合いを鑑み、シーズン後半の活動内容を、「日本人WRCドライバーの誕生」というプログラムの目標の早期達成を狙うものに見直すとしている。
TOYOTA GAZOO Racing WRTのチーム代表であり、同プログラムを監修するトミ・マキネンは、勝田の成長に太鼓判を押した。
「勝田は今シーズンここまで良い結果を残しています。WRC2クラスで戦う中で、ドライビング技術の向上と、一貫性を持つことに成長を見せています」と、トヨタのプレスリリースに語った。
「ヤリスWRCで初めて参戦したフィンランドラリー選手権でもしっかりと走りました。このような彼の成長を見て、次のステップへの準備は整っていると判断しました」
「そこで、更なる成長の促進を図るため、WRCトップカテゴリー2戦に出場する機会を与えます。勝田はドイチェランドでのラリーは初めてですし、スペインはグラベルとターマックで構成されるラリーですので、とても大きな挑戦になります。そのため、結果を追うことを目標とはせず、ドライビング技術の向上と、参戦を通して様々なことを学ぶことを優先させます」
勝田は、WRCチャンピオン獲得という夢に向かって大きな一歩だとしながらも、あくまで通過点であり、焦らず経験を積みたいと意気込んだ。
「まずサポートしてくださった皆様に感謝の気持ちをお伝えしたいです。4年前ラリーに転向してから、将来WRCワールドチャンピオンを獲ることを考えてラリーに取り組んできました。良いこともあれば、悔しかったこと、苦しかったことも沢山ありました。本当に多くの方にサポートいただき、この度大きな一歩を踏み出すことができます」
「ですが、僕にとってのゴールはここではありません。今年ヤリスWRCに乗ってから徐々に手応えを掴みつつあります。近い将来WRCトップカテゴリーで戦うためにも、今は焦らず着実に経験を積み、このチャンスを無駄にしない様、一戦一戦成長していきます。まだまだ夢へ向けてやるべきことは多いですが、必ず最後までやり切りますので、今後共応援の程よろしくお願い致します」
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