6月12~13日、フランスのル・マン-ブガッティ・サーキットで開催されているFIM世界耐久選手権(EWC)2021シーズン第1戦ル・マン24時間耐久ロードレースが現地時間12日正午にスタートしてから12時間が経過した。現在トップはヨシムラSERT Motulで、2番手が4ラップ遅れのF.C.C. TSR Honda France、3番手は5ラップ遅れのWEBIKE SRC KAWASAKI FRANCE TRICKSTARが続いている。
46台が出場し、ドライコンディションとなった決勝レースで、ホールショットを奪ったのはBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMのマーカス・ライターベルガー。ポールスタートだったYART - Yamaha Official Team EWC(YARTヤマハ)のカレル・ハニカはエンジンがすぐにかからずにスタートで出遅れてしまい15番手にポジションを下げた。
YART-YAMAHAがポール。ヨシムラ2番手、TSRホンダは6番手【順位結果】2021EWC第1戦ル・マン24時間 予選
オープニングラップでは2コーナーで3台が絡むクラッシュが起き、セーフティカーが導入される。4周目にレースが再スタートされ、トップからヨシムラSERT Motul、BMWモトラッド、VRD IGOL EXPERIENCES、TATI TEAM BERINGER RACING、F.C.C. TSR Honda France(TSRホンダ)と続く。
直後にBMWモトラッドが最終コーナーで転倒して、20番手付近までポジションを落とす。ピットに入るがトラブルはすべて修復できず40番手付近でコースに復帰した。
スタートから13周目に5番手だったVRD IGOL EXPERIENCESはトラブルでピットインする。3分程ロスしてコースインしたが、白煙を上げたため再度ピットに入り44番手までポジションを落とした。
その後、順位の入れ替えもあるが、ヨシムラSERT Motul、YARTヤマハ、TATI TEAM BERINGER RACING、WEBIKE SRC KAWASAKI FRANCE TRICKSTAR(SRCカワサキ)、TSRホンダの順となる。
最初のルーティンでのピットインは7番手を走っていたERC Endurance Ducati(ERCドゥカティ)で、スタートから48分、28周目だった。上位勢では約53分でSRCカワサキが32周目、続いてTSRホンダが33周目、YARTヤマハとヨシムラSERT Motulが34周目にピットインした。
スタートから1時間を過ぎるとヨシムラSERT Motul、YARTヤマハ、TATI TEAM BERINGER RACING、SRCカワサキ、TSRホンダの順となり、ERCドゥカティは10番手を走行している。
7番手まで浮上していたERCドゥカティのルイ・ロッシが、1時間27分が過ぎた時点で転倒してピットイン。修復後にピットアウトしようとするがエンジンがかからず、再びガレージで修理し40番手でコースに戻った。
1時間49分を過ぎると、2度目のピットインとなる。SRCカワサキが65周目、TSRホンダが68周に入り高橋裕紀にチェンジして初走行。ヨシムラSERT MotulとYARTヤマハは69周目に入った。
スタートから2時間を過ぎるとトップはYARTヤマハ、2番手がヨシムラSERT Motulへと入れ替わる。また、3番手争いもSRCカワサキ、TATI TEAM BERINGER RACINGへと変わり、TSRホンダが5番手を維持した。
しかし、その後に4番手を走っていたTATI TEAM BERINGER RACINGが緊急ピットイン。トラブルを解決してコースインした様子だったが、アウトラップで再度ピットインして修復で計10分程ロスした後、33番手でコースに戻った。
2時間45分、3番手のSRCカワサキが3度目のピットイン。そのタイミングでトップのYARTヤマハが4番手を走るTSRホンダの高橋を周回遅れにしていた。
2時間52分、同タイミングでピットインしていたヨシムラSERT MotulとYARTヤマハだったが、3度目のピットではYARTヤマハが103周目に先にピットイン。TSRホンダも103周目に入り、ヨシムラは105周目まで伸ばした。
その後、SRCカワサキが緊急ピットイン。フロントブレーキを修復して4番手から9番手へとポジションを落とした。
3時間が過ぎるとトップは107ラップで同一周回のヨシムラSERT MotulとYARTヤマハ、1周遅れのTSRホンダと続く。トップの2台はテール・トゥ・ノーズで走行。4度目のピットインでは、139周目にYARTヤマハ、140周目にヨシムラSERT Motulが入った。
4時間50分、5度目のピットインではTSRホンダが直前でガス欠となりマシンを押しながら172周目、YARTヤマハが174周目、ヨシムラSERT Motulが175周目に入った。
4時間、そして5時間が過ぎても、トップのヨシムラSERT Motulと2番手のYARTヤマハはほぼ差はないが、3番手のTSRホンダは2ラップダウンとなった。以下はMOTO AIN、5番手の3ART BEST OF BIKEは転倒で順位を大きく落とし、SRCカワサキが5番手に浮上した。
5時間45分過ぎに6度目のピットを迎え、YARTヤマハが208周目、3ラップダウンとなった3番手のTSRホンダが207周目、ヨシムラSERT Motulが211周目に入った。
6時間が過ぎた時点の順位は215周のヨシムラSERT Motulがトップ、YARTヤマハとは30秒差を広げており、TSRホンダは3周遅れ、SRCカワサキは4周遅れとなった。また、一時は44番手となったBMWモトラッドは10番手、40番手だったERCドゥカティは15番手まで浮上した。
6時間40分を過ぎると、一時4番手だったMOTO AINがコースに復帰できずリタイア、一時5番手だった3ART BEST OF BIKEもリタイアとなる。
その後、YARTヤマハが243周、TSRホンダが241周とほぼ同タイミングで7度目のピットイン。ヨシムラSERT Motulも数分後に246周目にピットインしているが、7時間経っても順位に変動はない。
7時間を過ぎると8番手まで追い上げていたBMWモトラッドがマシンをガレージに入れ、パーツを多数交換。8分程ロスをしたが11番手でコースに復帰した。
7時間40分を過ぎると8度目のピットインとなり、YARTヤマハが277周、TSRホンダも同一タイミングで275周で入る。またもヨシムラSERT Motulはスティントを伸ばし282周目となった。
8時間40分頃、YARTヤマハが311周目に9度目のピットイン。その後、TSRホンダが310周目、10分遅れでヨシムラSERT Motulが318周目に入った。
9時間が経過し、トップが323周のヨシムラSERT Motul、2番手が約30秒差のYARTヤマハ、3番手が4ラップダウンのTSRホンダ、4番手が5ラップダウンのSRCカワサキ、5番手が10ラップダウンのTeam Bolliger Switzerland #8と順位は変わらないが、6番手でSSTクラストップはNational MotosからOG MOTORSPORT BY SARAZINへと変わった。
10回目のピットは9時間35分でYARTヤマハが345周目、5分後にTSRホンダが344周目、12分遅れでヨシムラSERT Motulが353周目に入った。その後、11周走った2番手のYARTヤマハが356周目にエンジントラブルで長時間ピットインし、10時間を過ぎた時にTSRホンダが2番手、SRCカワサキが3番手に浮上した。
10時間25分、TATI TEAM BERINGER RACINGが7コーナーで転倒しコース上にマシンが残り、セーフティカーが導入される。セバスチャン・スーシェはマシンを起こし再スタートを切っている。6分間セーフティカーランが行われ、10時間31分に再スタートされた。
夜が更けて暗くなった10時間40分、TSRホンダが379周目に11回目のピットインをして、高橋裕紀が4度目の走行を開始。その12分後にヨシムラSERT Motulが390周でピットに入った。
11時間が過ぎると、BMWモトラッドは5番手、ERCドゥカティも8番手まで追い上げている。1時間20分程マシンの修復作業を行っていたYARTヤマハはリタイアとなった。
11時間40分が過ぎ、414周目にTSRホンダが12度目のピットイン。ヨシムラSERT Motulは11時間55分で427周目に入る。
レースが折り返しに入るタイミングでは、1番手が428周目のヨシムラSERT Motul、2番手が4ラップ遅れのTSRホンダ、3番手が5ラップ遅れのSRCカワサキ、4番手と5番手が12ラップ差のTeam Bolliger Switzerland #8とBMWモトラッド。ERCドゥカティが8番手で、SSTクラストップは6番手のOG MOTORSPORT BY SARAZINだ。9台リタイアしたため、36台で残りの12時間レースを戦う。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「経験と速さを考えればユウキ一択だ」——オランダからも、角田裕毅の2025年レッドブル昇格を推す声。元Fポン王者コロネルが語る
F1新規参戦叶ったキャデラック、拒否されたアンドレッティ。実態はほぼ同じ……違いはどこにあったのか?
2025年MotoGP暫定エントリーリストが発表。ヤマハは3年ぶりの4台体制、國井がMoto2へ参戦
【MotoGP】ヤマハ、バルセロナテストで投入フロントウイングには大きな変化。2025年に向け良い叩き台に?
マルケスが復活できたのは“良い意味でMoto2チームっぽい”グレシーニだったから?「ここでは最終的な決断を下す人と直接話せる」
「経験と速さを考えればユウキ一択だ」——オランダからも、角田裕毅の2025年レッドブル昇格を推す声。元Fポン王者コロネルが語る
クルマの希望ナンバー「358」なぜ人気? 意味が分かれば「1031(天才!)」かも!? 語呂合せじゃない「謎の数字」の由来とは?
「運転する夫に『間違えてばっかり!』と怒鳴ったら、路肩に急停止。怖くて大ゲンカしましたが、私が悪いんですか?」投稿に回答殺到!?「お前が運転しろ」「料理してる時に言われたらどうする」の声も
トヨタ『プリウス』などリコール…操舵不能となるおそれ
EVが内燃車に追いつく日! 2026年、所有コストが同等に――バッテリー急落&中古拡大が生む大転換点とは?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
おめでとう御座います。
SH社、AR社はブランド力・安全性がピカイチです。