先週に続いてニュルブルクリンクで開催されたDTMドイツ・ツーリングカー選手権。19日に行われたレース1は、ロビン・フラインス(アウディ・スポーツ・チーム・アプト・スポーツライン)が勝利し、今季3勝目を飾った。
2週連続でニュルブルクリンクで行われるDTM。第6戦は、5.148kmのグランプリコースをショートカットした3.629kmのスプリントコースを使用する。
DTM、2021年に向けアウディとBMWがサポートする“GTカーをベース”としたシリーズへ
予選は、アウディ・スポーツ・チーム・アプト・スポーツラインのニコ・ミュラーとフラインスを抑え、レネ・ラスト(アウディ・スポーツ・チーム・ロズベルグ)がポールポジションを獲得。予選4番手にBMW最上位となるフィリップ・エンゲ(BMWチームRBM)が入った。
フラインスは抜群のスタートでトップをキープ。1コーナーでラストに並びかけたミュラーだったが、オーバーテイクには至らず、2コーナーでアウトからエンゲに交わされてしまう。
レースは3周目にデブリでセーフティカーが入り、5周目にリスタート。
ミュラーは少し遅れ、マルコ・ウィットマン(BMWチームRMG)とジョナサン・アバーディーン(BMWチームRMR)と3ワイドで1コーナーに入り、2コーナー前で後ろからジェイミー・グリーン(アウディ・スポーツ・チーム・ロズベルグ)に押されスピン。最後尾に落ちてしまう。
16周目、ロイック・デュバル(アウディ・スポーツ・チーム・フェニックス)がコースオフし、タイヤバリアにクラッシュ。2度目のセーフティカーが入る。
19周目に再開し、ここでもフラインスはトップをキープ。ラストはウィットマンに交わされ3番手に。しかし、すぐにデュバルがストップし3度目のセーフティカーが導入。
残り15分を切った、26周目にレースは再開。ここでラストが1コーナーでウィットマンを交わし2番手に。
ラストはフラインスを1秒以内で追いかけ、スキを伺うがフラインスはしっかりとポジションをキープして、トップチェッカー。2連勝を飾った。
「難しいレースだったね。ポジションを守るのは簡単でなかった。コクピットで神経をすり減らしていたよ。ギャップを広げる度に、セーフティカーが出てきて一からやり直しになった」
「いいスタートを切れて、アドバンテージを築くことができた。最後はレネ・ラストが接近してきた。特に1コーナーと9コーナーでね。ミスをすることができないとわかっていたし、とても重要だった。ニコ・ミュラーがアクション満載のレースになっていたことを知っていたので、ビックポイントを獲得することはとても大事だったよ」とフラインス。
ミュラーはスピンを喫するも5位でフィニッシュ。フラインスはランキングトップのミュラーに13ポイント差と詰め寄った。
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