わずか2年でバトンタッチ
BMW傘下のミニ(MINI)は、最高経営責任者(CEO)であるステファニー・ヴルスト氏の退任を発表した。後任には、現在BMWグループの企業戦略部門を率いるステファン・リッチマン氏が指名されている。
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ミニのCEOを2年間務めたヴルスト氏は、8月1日付けでBMWグループ内の別の役職に移る予定だ。
ミニはヴルスト氏の指揮のもと、クーパー、カントリーマン、エースマンという3車種の新型車を導入し、ラインナップを全面的に刷新した。ヴルスト氏は英国由来のブランドであることを強調し、オックスフォードをミニの中心地と表現していた。
退任理由は明らかにされていない。親会社であるBMWは公式声明の中で次のように述べている。
「近年、ステファニー・ヴルストは、英国のプレミアムブランドであるミニを新しい市場とターゲットグループ、特に電動モビリティとデジタル化に戦略的に集中させることに成功しました」
「彼女はまた、世界のディーラー・ネットワークを持続可能で顧客重視の販売モデルに発展させ、中国と欧州における直販体制の段階的な導入においても決定的な役割を果たしました」
後任となるリッチマン氏は1997年からBMWグループに在籍し、スペイン部門のCFO、販売統括責任者、そして直近では企業戦略部門の責任者など、さまざまな要職を歴任してきた。
ヴルスト氏は、自身のLinkedIn(SNS)のプロフィール欄にこう投稿している。「ほろ苦い心境で、ミニの責任者から退くことを発表します」
「8月1日付で、ステファン・リッチマンにバトンタッチします。彼はミニを新たな高みへと導いてくれるでしょう。これからの80日間、わたし達は集中力を維持し、新しいミニ・ファミリーを大成功に導くために全力を尽くします」
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