フィアット500eが日本で発表された!
4月5日、ステランティス・ジャパンは、新型コンパクトEVのフィアット500e(チンクエチェント・イー)を発表した。ヨーロッパでは、2020年3月1日にジュネーブ・モーターショーでお披露目される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大によりショーはキャンセルとなり、3月4日にミラノで発表。同年11月にデリバリー開始となっている。
ヨーロッパでは、2007年に登場したICE搭載の現行モデルと同じく、「500(チンクエチェント)」の車名で呼ばれる500eは、見た目こそ50年前に登場した「ヌオーヴァ500」を彷彿とさせるクラシカルなイメージ。だがプラットフォームは新開発のEV用で、車両全体でも96%のパーツが新設計というから、中身はほぼ別モノである。そう、現行モデルをBEVにコンバートしたわけではないのだ。
全長3630mm、全幅1685mm、全高1530mmのボディは、現行500より60mm長く、60mm幅広く、15mm背が高いが、まだまだ十分にコンパクト。日本の道路事情にはピッタリのサイズだ。2320mmのホイールベースも現行モデルより20mm長いだけ。最小回転半径は5.1m(現行モデルは4.7m)となっている。
パワートレインは、最高出力118PS/4000rpm、最大トルク220Nm/2000rpmの交流同期型電気モーターで、前輪を駆動。リチウムイオンバッテリーは床下に搭載し、容量は42kWh。航続距離はWLTCモードで最大335kmとなっている。走行モードは、「ノーマルモード」のほか、ワンペダルドライブとなる「レンジモード」と、最高速度が80km/hに制限されて、エアコンやシートヒーターがオフとなる、航続距離最優先の「シェルパモード」が用意される。
充電は単相交流200Vの普通充電と、CHAdeMOによる急速充電にも対応。ただしCHAdeMOによる充電時には、付属のアダプターを使用する仕様となっている。
装備面では、フルオートエアコンや、10.25インチのタッチ式ディスプレイを備え、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応したインフォテインメントシステムやナビゲーションシステムを、全車に標準装備。メーターパネルも全車が7インチのフルカラーTFTマルチファンクションディスプレイとなる。
またハッチバックのベースグレードである500e Popは、ヘッドライトがハロゲン式で、アルミホイールが16インチとなるが、上級グレードの500e Iconとカブリオレの500e Openは、LEDヘッドライトやオートハイビーム、FIATモノグラムエコレザーシート、シートヒーター、クローム仕上げサイドウインドーモール、固定式ガラスルーフ(500e Icon)、ACCやLKAといった最新のADASなどが標準装備となっている。
販売は6月25日(土)に開始となる予定だが、500eの導入後も当面は現行500も併売される。価格は以下の通り。なお、販売方法はサブスクリプション型カーリースの「FIAT ECO PLAN」と、すでに提供中のカーリースプラン「パケットFIAT」のみとなる。
その理由についてステランティス・ジャパンは、EVのリセールバリューに関しては現状先が見通せないため、5年後の残価30%を保証(予定)するためにサブスクかリースのみの取り扱いにしたという。
ちなみに「FIAT ECO PLAN」と「パケットFIAT」はともに、頭金のご用意や複雑なEV補助金申請、税金の支払い、契約期間中の整備点検費用(充電費用などは除く)が必要なく、月々の定額利用料で車両に乗れるプログラム。主な相違点は、任意自動車保険を含むか否か、また途中解約が可能であるかどうか。
サブスクリプション型リースのFIAT ECO PLANには年齢や保険等級を問わない任意自動車保険がセットになっており、車両保険や万一の際の弁護士費用、さらにはボディやガラス、タイヤまでを含む補償を提供。また契約期間中に車両が不要になった場合には、6カ月毎の更新月に清算金を支払うことで、早期の契約終了が可能だ。
月額利用料(すべて消費税込)の例として、サブスクリプション型のFIAT ECO PLANで500e Popが5万3900円(ボーナス払い10回11万円)、パケットFIATで500e Popが3万4000円(ボーナス払い10回11万円)。契約終了後は車両を返却、新しいクルマへの乗り換えも可能。
■フィアット500e(消費税込み)
・500e Pop(ハッチバック):450万円 ※受注生産
・500e Icon(ハッチバック):485万円
・500e Open(カブリオレ):495万円
〈文=竹花寿実〉
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「左足ブレーキ」の是非を問う!…AT車普及率98%の日本なら、なおさら「踏み間違い」による事故を減らすことができます【Key’s note】
「高速料金」負担は誰の責任? 各トラック協会も分裂する「新深夜割引」の裏事情、物流ジャーナリストが物申す
「レガシィ」消滅で改めて問う SUVは日本の交通事情に合っているのか? 日の丸SWは“オワコン”か
街に溢れる「マツダ車」の“1番人気”ってなに? 「流麗SUV」や10年続く“ロングセラーモデル”も! 爆売れの「マツダ車」トップ3とは?
「オレの彼女は超アムロ」えええ……マジで………? クルマCMの迷コピー謎コピー傑作選│1990年代~2000年代編【10年前の再録記事プレイバック】
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
次、コレにしようかな。
ボーナス加算が合計110万円
合計で5年サブスクで総額430万円オーバー
まぁ税金や保険が入ってるとしても
どうだかなぁ…
これで5年後の残価が30%って、メンテナンス費用を相当見積もってるのかな
車輌価格を遥かに超えてるし
法人で経費で落とす人しか契約しないんじゃないかなぁ