アストンマーチンとアルピーヌの2チームには、第14戦イタリアGPの予選で危険なタイミングでマシンをピットへ出した(アンセーフリリース)として、それぞれに5000ユーロ(約65万円)の罰金が科された。
イタリアGPの舞台は、トウ(スリップストリーム)が重要な超高速レイアウトのモンツァ・サーキット。スプリント予選レースのグリッドを決める金曜日のノックアウト方式の予選セッションでは、多くのチームは最大限トウを活用するべく、コースインのタイミングを探っていた。
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予選Q2の最終盤では、2度目のアタックに向けて各チームが我先にとピットガレージからマシンをリリースしたことで、ファストレーンを既に走っていたいくつかのマシンは衝突を避けるべく回避行動を取らざるを得ない状況に追い込まれた。
セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)はチームメイトのランス・ストロールと同じタイミングでガレージを離れたが、チームのメカニックを避けるように大回りに走行。ファストレーンにいたルイス・ハミルトン(メルセデス)は接触を避けるべくハンドルを切り回避行動を取った。
さらにその直後、エステバン・オコン(アルピーヌ)を担当するクルーの一人が、ハミルトンの脇に並んだベッテルの前に立ち塞がる形となってしまい、危険なポジションにいたとしてこちらも審議の対象となった。
レーススチュワードによる取り調べの結果、アストンマーチンとアルピーヌはそれぞれアンセーフリリースを犯したとして罰金が科された。
ベッテルの裁定に関してスチュワードはこう語っている。
「数台のマシンが同時にピットレーンにリリースされた」
「5号車(ベッテル)は彼のチームによりリリースされたが、同時に他チームのマシンもリリースされていた。44号車(ハミルトン)の通過中に5号車がファストレーンに向かったことで、44号車は衝突を避けるべく回避行動を取らなければならなかった」
また、オコンの裁定に関してスチュワードは以下のように述べた。
「31号車(オコン)をリリースする際にピットレーンへマシンを誘導するチームスタッフは、ファストレーンを通過する5号車に接近した」
「スチュワードは、他チームのスタッフもここまで出ていたことは認識している。しかし、彼らは他車の走行を妨害しておらず、特に危険な状況ではないと判断された。31号車の場合は、安全ではない行為だとスチュワードは判断した」
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