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ピアストリ痛恨の敗戦……フェラーリの好戦略にしてやられ2位「結局、1ストップが正解だったんだ」

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ピアストリ痛恨の敗戦……フェラーリの好戦略にしてやられ2位「結局、1ストップが正解だったんだ」

 F1イタリアGPを勝利したのは、フェラーリのシャルル・ルクレールだった。レースの大半をリードしていたマクラーレンのオスカー・ピアストリは、2ストップでレースを走り切ることを選んだが、フェラーリ勢はまさかの1ストップ……これにより勝敗が決した格好だ。この結果についてピアストリは「非常に痛い」敗戦であると語った。

 ピアストリは2番グリッドからスタート。ターン1への飛び込みこそチームメイトのランド・ノリスが先だったが、ターン4の飛び込みでピアストリが豪快にオーバーテイク。その後も快調なペースで飛ばし、F1での2勝目が確実視されていた。

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 ピアストリは2ストップ作戦でレースを走り切ることになった。チームとしても、ピアストリとノリスによる優勝争いになると考え、ふたりにコース上で戦うことを許す「パパイヤルール」を宣言した。

 しかしそこに誤算が待っていた。フェラーリ勢が1ストップで走り切ることを選んだのだ。ピアストリはレース終盤、ルクレールから首位の座を取り戻そうとハイペースで飛ばしたが、ルクレールの逃げ足は衰えを見せず。結局ルクレールが逃げ切って、今季2勝目を挙げた。

「痛い。正直に言って痛恨だよ」

 ピアストリはレース後にそう語った。

「多くのことを正しくやったと思う。レースに臨むにあたって、戦略には多くの疑問符がついていたのも事実だ。タイヤの状態からすると、1ストップは非常にリスクの高い判断に見えた」

「結局、1ストップが正解だった。ペースや、レースで成し遂げたことには満足しているけど、2位で終わったことは辛いね」

 自分も1ストップを選んでいたら成功できたと思うか? そう尋ねられたピアストリは、次のように語った。

「後から考えればその通りだと思う。でも、レース後でなら誰でも説明できるんだ。残念ながら、僕らは少し間違った判断をした。その大きな原因は僕自身にある」

「レースをリードしていたことで、僕には失うものがたくさんあった。一方でシャルルは、少し違うことを試すことができた。いずれにしたって、彼は3位でフィニッシュできたはずだ。だから彼は正しい賭けを選んだと言える」

「僕の左フロントタイヤは、かなりグレイニングが起きていた。元に戻るとは思っていなかったんだけど、実際にはそれが治ったんだ。だから、確かに痛い敗戦だった」

 ポールポジションからスタートしたノリスは3位でフィニッシュ。今回はフェラーリに対して脱帽だと語った。

「レース中ずっと1ストップを検討していた。でも、その時のグレイニングの状態を考えれば、それは不可能だった」

 そうノリスは説明した。

「厳しいレースだった。厳しいレースになることは分かっていたけど、僕らのマシンと、僕らが抱えていた限界では、1ストップは不可能だった。でも、そういう可能性があることは分かっていたんだ」

「もちろん、僕らは今がっかりしている。でも、フェラーリが僕たちよりも良い仕事をしたんだ。彼らはより良いマシンを持っていた。彼らには脱帽だよ」

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