元F1チームの代表であるフラビオ・ブリアトーレは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、タイトルを獲得するためにレースで優勝することへの強すぎる強迫観念を抱えていると指摘した。
現在ベッテルは、ドライバーズランキングにおいて首位のルイス・ハミルトン(メルセデス)を67ポイント差で追いかけている。そのハミルトンをベッテルが追い抜くためには、何か大きな出来事が起こる必要がある。
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ベッテルやチームのミスによって、メルセデスが今年のタイトルを獲得する可能性が高まっている。ブリアトーレは、本当のミスはフェラーリが大局的な視点で戦わなかったことだと考えている。また彼は、ドイツGPやイタリアGPでのベッテルのミスは、優勝することへの強迫観念が強すぎた証拠だと示唆した。
元F1チャンピオンのニコ・ロズベルグとのインタビューに応じたブリアトーレは、「ベッテルはチャンピオンシップで勝てていない。レースには勝っているが、それが(チャンピオンシップで勝つために)役に立っていない」と話した。
「こうやって何度か負けるというのは、その度に25ポイントを捨てているということだ。その後は精神的にも非常に厳しくなる」
「ドライバーとして抱えるストレスは非常に大きなものだ。そのストレスをコントロールできるようになって良い仕事をして、レースをリタイアしなければ、そのドライバーは勝てる。もしリタイアしたら、それは最低のシナリオだ。我々は皆それをわかっている」
ブリアトーレは、イタリアGPでベッテルがハミルトンと接触してスピンしたことを例に挙げ、ベッテルが不必要に厳しくレースに挑んでいると指摘した。
「レースは53周であって、1周ではないということを彼に説明する必要がある」
「我々がフェルナンドが同じ経験をしたことを覚えている」
「チャンピオンシップを3位で終えたいのなら、もうすでにビンゴだ。(タイトルのためには)コース上に留まることが重要だ」
「正直に言って、モンツァでのインシデントは無意味だった。マシンは良かったし、ブレーキを踏んで後ろに留まっていれば、それで良かった。そこから(ポジションを)リカバーするのに50周以上もあっだのだから」
「もしリタイアしたら、リカバーするためのラップはない。あの(フェラーリの)マシンがあれば、4位でレースを終えることも可能だっただろう。彼のマシンは他のチームよりも良いマシンだ。だがチャンピオンシップで勝ちたいのなら、”マスター”になってうまくやり遂げ、2位か3位でフィニッシュする必要がある」
「目標は、ただポイントを獲ることだ。タイトルを獲得するために、全てのレースで勝つ必要はない。そういう場合必要なのはレースで勝つことではなく、ポイントだ」
「競争力のあるマシンがあれば、誰かをオーバーテイクすればいい。だが自分よりも多くポイントを獲得している人とのアクシデントが起これば、アドバンテージを得るのはライバルだ」
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