Bugatti Chiron Super Sport
ブガッティ シロン スーパースポーツ
A110Sと同じエンジンスペックと専用装備を与えた限定車、アルピーヌ A110 リネージ GT 2021、受注販売開始
究極の高速走行マシンとして
ブガッティは2021年6月8日、シロンの最新派生車「シロン スーパースポーツ」を世界初公開した。“究極のコーナリングマシン”を標榜したシロン ピュール スポールのカウンターパートとして、400km/h超の最高速性能を重視して開発。車両価格は320万ユーロ(約4億2700万円)で、2022年初頭からデリバリーを開始するという。
420km/hを超えるスピードで走行するクルマには、十分過ぎるダウンフォースが必要だ。そして同時に、空気抵抗は最小限に抑えなければならない。ブガッティのデザインディレクターのNo.2、フランク・へイルは次のように語っている。
「我々が目指したのは可能な限りの流線形デザイン、そして最高速度での走行時でもニュートラルな姿勢を保つ性能を両立することでした」
440km/h走行時、車体には膨大な揚力が生じる。そのため、シロン スーパースポーツは強力なダウンフォースでこれを押さえ込み、車体にかかる力のバランスを完璧にとる必要がある。
より長く、よりシャープになったテールエンド
最適な空力性能を実現するため、彼らはシロン スーパースポーツに“ロングテール”を与えた。乱流を防ぎ層流を保持できるように、ベースの車両に比べてテールの長さをおよそ25cm延長。さらにリヤディフューザーの形状も変更し、下端を持ち上げることでリヤの断面積を44%縮小している。そのため、従来は横一列に並んでいた特徴的なテールパイプもまったく新しい配置とした。
「ディフューザーでダウンフォースを確保できるなら、ウイングなどの必要が無くなります。ですからトップスピードモードであっても、できるだけウイングを格納したままで走行できるようになったのです」とフランク・へイルは言う。
左右のフェンダーに並んだ9つの空気穴はEB110 スーパースポーツへのオマージュなのはもちろん、フロントホイールアーチ内のエアを抜くという重要な役割も与えている。フロントホイールの前方と後方にも、それぞれ空力を整えるための通気口を設置した。
500km/hの走行速度に耐えるタイヤを採用
シロン スーパースポーツは車両重量を23kg軽量化。搭載するのはお馴染みの8.0リッターW型16気筒エンジンで、出力は100psアップの1600ps。回転数も300rpm引き上げて7100rpmとしている。1600Nmの最大トルクも、2000~7000rpmとさらに幅広いレンジで発生する。
組み合わせるのは7速DCTで、0-200km/h加速5.8秒、0-300km/h加速12.1秒を記録。0-400km/hはシロンに比べて12%速くなったという。ちなみに、走行モードには「EB」「ハンドリング」「アウトバーン」「トップスピード」の4種類を用意している。
足元に履くミシュラン パイロット スポーツ カップ2タイヤは、シロン ピュール スポールではグリップ性重視だったのに対し、こちらは剛性とスムーズさに重きを置いて最適化。最高500km/hでの安定的な走行を想定して開発されたという。タイヤには一切の不具合が許されないため、出荷前に全数をX線検査に通すという。
タイプ55、EB110、ヴェイロンから受け取るバトン
シロン スーパースポーツには3台の祖先がいる。原点は1931年のパリ・モーターショーで披露された「タイプ 55 スーパースポーツ」。コンプレッサーの力を借りた2.3リッターの8気筒エンジンは160psを発生し、最高速度は180km/hを上回った。
1993年にはEB110 スーパースポーツが登場。カーボンファイバー製の軽量ボディに4輪駆動システムと4基のターボチャージャーを搭載し、351km/hに達する最高速度など数々の記録を打ち立てた。
そして2010年、1200psを発生するヴェイロン 16.4 スーパースポーツが431.2km/hのスピード記録を樹立。公道走行可能な量産スポーツカーとしては世界最速であり、ギネスに登録されたその記録は長い間破られなかった。
さらにブガッティは2019年夏にシロンのプロトタイプで最高速度計測を行い、量産車最速の304.773mph(約490.484km/h)を実現。その記録を記念したスペシャルエディション「シロン スーパースポーツ 300+」を発売しているが、その数はわずか30台のみに限られていた。今回のシロン スーパースポーツに、いまのところ「品切れ」の心配は無さそうだ。
スーパースポーツの系譜を現在に繋げる最新ハイパーカーは、まもなくフランス・モルスハイムでの生産をスタートする。
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みんなのコメント
と言っても市販車を素人が改良する余地も無し、かな。