新型車比較・ライバル車対決 [2023.05.07 UP]
新型クロストレックvsライバル(カローラクロス/キックス/ヴェゼルほか)
最新「SUBARU」魅力大全!~理想の走りを貪欲に追求する、愛すべき異端児の「今」に迫る~
SGPモデルの大ヒットもあって国産屈指の人気ブランドに成長を遂げたスバル。その成功にあぐらをかかず性能向上を第一とする野心的なアプローチは留まることを知らず、毎年のように最新技術を惜しみなく投入している。今回はそんなスバルの現行ラインナップに注目。オンリーワンを名乗るにふさわしいモデルの魅力をお教えしよう。
【ライバル比較 PART2】クロストレック VS 有力コンパクトSUV(カローラクロス/キックス/CX-30/エクリプスクロス/ヴェゼル)
クロストレックは万能タイプともいえる一台。実力モデルが揃っているコンパクトSUVの中では、どのモデルもライバルになりうるともいえ、それだけにライバルとの関係はしっかりと把握する必要がある。ここでは価格帯が近い5台の有力モデルをピックアップ。見比べていこう。
●文:川島茂夫
販売価格こそ近くても
個性や長所は十人十色
最近のコンパクトSUVの多くは、悪路などの走破性能よりもキャビン実用性を意識した視点で開発されている。高めの全高と荷室のボリュームを活かすことでキャビン&荷室スペースをしっかりと確保できたワゴンと考えてもいい。
だが、クロストレックのコンセプトはこれとは逆で、キャビンと荷室の実用性はショートワゴン相当。コンパクトSUVの中ではキャビン&荷室の積載性や使い勝手の良さを売りとはしておらず、乗用車的な走りの満足感を武器にしているモデルだ。
さらに悪路踏破性を重視していることも大きな特徴。それは最低地上高設定を見れば一目瞭然。例えばカローラクロスの最低地上高は160mmで、ラフ&オフロード志向が濃いめのエクリプスクロスでも180mmだが、クロストレックは200mmも確保されている。
さらに悪路走行で重要となる後輪の駆動系容量やメカニズムも、クロストレックは本格志向で、スバル独自のシンメトリカルAWDに高度な駆動制御を組み合わせることで、かなりハードな悪路走行もこなせる設計を採用している。同じような設計思想で開発されたコンパクトSUVは、エクリプスクロスがあるくらいだ。
今回、クロストレックのライバルとして挙げる5つのモデルは、価格帯こそ近いが、おのおのキャラや得意とする用途は異なる。選び甲斐があるともいえるが、これがコンパクトSUV選びを難しくさせる原因といえる。実際に選ぶ時は、それぞれのモデルの得手不得手を見定める必要があるのだ。
TOYOTA カローラクロス
価格:199万9000~319万9000円
コスパの良さと使い勝手を武器とする実用SUV
カローラをベースに開発されたSUV。平面寸法はステーションワゴンのカローラツーリングとほぼ同じだが、高い全高を活かすことでキャビンと荷室のスペースをさらに拡大。シートアレンジは平凡だが、「カローラ」らしい実用性能、使い勝手の良さを売りとしている。
パワートレーンは、1.8ℓガソリンと1.8ℓハイブリッドを用意。FF車のリヤサスにトーションビームを採用するなどして、こなれた価格設定を実現したことも開発コンセプトのひとつ。一方でガソリン車には4WD車が設定されないなど悪路対応力には消極的で、キャラ的にはハイトワゴンに近い。
加飾処理やアレンジに特別な手法は用いてないが、SUVボディの広さを活かしたゆとり十分のパッケージで実用性を追求している。このあたりの生真面目さはカローラらしい部分といえる。
NISSAN キックス
価格:299万8600~348万1500円
マイナーチェンジで最新e-POWERを搭載
先代ノートe-POWERをベースに開発されたSUV。登場当時はFF車だけの設定だったが、直近のマイナーチェンジで4WD車を追加。同時にe-POWERも現行ノートに搭載されている最新世代に換装されている。
現行ノートと比較するとシャシー設計が一世代古いこともあって、乗り心地や騒音面の質感は若干見劣りするが、動力性能に関していえばコンパクトSUVの中ではトップレベル。また、4WD車は大出力モーター&最新制御が与えられられたことで、悪路や滑りやすい路面での踏破性にも優れている。全グレードにプロパイロットが標準装備されるなど装備水準の高さも見逃せない。
国内に導入されているのは上級相当グレードのみということもあって、キャビンの質感はコンパクトSUVの中では上位。
MAZDA CX-30
価格:245万8500~391万5980円
1ランク上の内外装でプレミアムキャラをアピール
マツダ3をベースに開発されたSUV。マツダ共通のプレミアム感溢れる内外装仕立てや、オンロードでのスポーティな走りを売りとしている。また同クラスのライバルに対してアドバンテージがあるとまではいえないが、後席スペースのゆとりを意識したレイアウトも見所。CX-5には及ばないものの、CX-3と比べるとキャビン実用性は格段に上がっている。
多彩なパワートレーン設定も特徴で、マツダ定番のディーゼルターボや爆縮着火のSPCCI採用のe-スカイアクティブXも展開。上級グレードはプレミアムSUVとしても戦える性能が与えられている。
MITSUBISHI エクリプスクロス
価格:254万2100~465万800円
コンパクトボディに電動技術を盛り込んだ高性能SUV
スポーツモデル「エクリプス」の名を受け継いだスペシャリティSUV。アウトランダーの弟分といえるモデルだ。
パワートレーンは1.5ℓターボと2.4ℓPHEVを設定。注目はPHEV車で、駆動バッテリー容量はアウトランダーよりも減少しているが、パワートレーンの基本構成はアウトランダーと共通。S-AWCなどの独自制御技術が組み込まれることで、オンロードでもオフロードでも良質な走りを実現。コンパクトな車体寸法と相まって、ハードなスポーツドライビングも得意としている。高性能ツアラーとしても魅力大だ。
HONDA ヴェゼル
価格:227万9200~329万8900円
ユーティリティ性能は間違いなくクラストップ!
ベースとなったフィット譲りの高いスペース効率設計と実用性を継承。同サイズのSUVに比べて居住性や荷室の積載性に優れており、特に後席/荷室の使い勝手の良さはトップレベル。安全運転支援機能も実用的なシステムが全グレードに標準装着されるなど、コスパの面でも優れている。
パワートレーンは1.5ℓガソリン車とe:HEVを用意。e:HEVはシリーズ式ベースのハイブリッドだが、4WDはリヤモーターではなくガソリン車と同じ機械式電子制御型を採用している。ハードクロカン用途は厳しいが、生活四駆としては優秀。レジャーシーンで使い倒すには十分な走破性能を持っている。
フィット譲りの優れたパッケージ設計もあって、見た目以上にキャビンは広々。後席は座面チップアップにも対応するなどアレンジ面も優秀だ。
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造ってないから。