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レッドブルF1、次戦ロシアGPでグリッド降格へ。旧型”スペックB”エンジンに戻す?

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レッドブルF1、次戦ロシアGPでグリッド降格へ。旧型”スペックB”エンジンに戻す?

 レッドブルは次戦ロシアGPで、パワーユニットを交換することを検討しているという。これによりグリッド降格ペナルティを受けることになるが、ここで投入されるパワーユニットはスペックBになる可能性が高いという。

 マックス・フェルスタッペンは、シンガポールGPを2番グリッドからスタート。1周目にフェラーリのセバスチャン・ベッテルに先行されたものの、その後ピットストップのタイミングでポジションを奪い返し、2位表彰台を手にした。

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 しかし今週末のフェルスタッペンは、トラブルフリーとはいかなかった。彼はパワーユニットのマッピングの問題に悩まされたのだ。そのパワーユニットは、フルスロットルにしていない時にはシャットダウンしてしまったり、ニュートラルに入ったような症状を起こしていたのだ。

 レッドブルは、2基目のスペックCを投入するまでに、そのマッピングの問題が解決することを期待している。しかしチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、ロシアでスペックBを投入する可能性があることを示唆している。

 すでに年間の使用基数制限を超えた数のパワーユニットを投入しているレッドブルだが、今季中に再び新品を投入し、さらなるペナルティを受ける可能性があることを以前から認めている。そして、長いストレートがあるロシアでは、グリッドペナルティを受けたとしても、ポジションを比較的容易に取り戻すことができると考えているようだ。

 今回発生したスペックCの問題を解決できるかどうかと尋ねられたホーナー代表は、motorsport.comに対して次のように語った。

「それは、次にこのエンジンを使う時までに、解決してほしいことだ」

「次のグランプリでは、Bスペックのエンジンを使う可能性がある。ソチに向けた準備期間中に、それを検討しなければならないだろう。しかし残念ながら、我々はいくらかのペナルティを受けなければならないように思える」

 ルノーは、スペックCについてはパフォーマンスの向上はあるものの、信頼性が欠如していると明確に認めていた。しかしスペックBを追加するという決定は、少なくとも信頼性を確保できるという点ではドライバーにモチベーションを与えるだろう。信頼性が高いパワーユニットをプールしておくことで、今後のレースで重要な意味を生み出すことができるかもしれないのだ。

 ホーナー代表曰く、シンガポールでフェルスタッペンが悩まされた問題は、湿度が高いコンディションに対して、パワーユニットのマップが正しく設定されていなかったことが原因である可能性があるという。

「トルクの発生のためには、このコンディションではエンジンが最適化されていなかったのだと思う」

 そうホーナー代表は語る。

「それは週末を通して問題となっていたし、スロー走行では特にそうだった」

「彼らはできる限り最善の方法で対処してくれたと思う。しかし、一貫したトルクを発揮することができなかった。その後、ギヤボックスが同期しなくなり、ギヤボックスを守るため人為的にニュートラルに入ったのだ」

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