現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 収益確保に苦戦していたホッケンハイム、2019年のドイツGP開催を断念

ここから本文です

収益確保に苦戦していたホッケンハイム、2019年のドイツGP開催を断念

掲載 更新
収益確保に苦戦していたホッケンハイム、2019年のドイツGP開催を断念

 発表が予定されている2019年のF1カレンダーでは、ホッケンハイムでのドイツGPは中止になるようだ。

 F1の情報に詳しいAuto Motor und Sportのレポーター、トビ・グリューナーによると、ホッケンハイムはF1開催からの収益確保に常に苦労しており、開催枠をアメリカでの第2のレースとなるマイアミGPに譲り渡すことになりそうだ。

F1 Topic:わずか3コーナーで母国レースを終えたガスリー、腐ることなく週末の課題をチームと共有

 ニュルブルクリンクが財政的理由でF1開催権を放棄するまで、ホッケンハイムは過去10年にわたり同会場とシーズンごとに交代でドイツGPを開催してきた。

 ドイツGPが中止となることで、メルセデスおよびフェラーリのセバスチャン・ベッテルはホームレースを失うことになる。しかしこれまで彼らは、7度の世界チャンピオンであるミハエル・シューマッハーが席巻していた栄光の時代ほどの大観衆を引きつけることはできていなかった。

「驚きはしないが、もちろん大変残念なことだ」とホッケンハイム代表のゲオルク・ザイラーはSport Bild誌に述べた。

「リバティ・メディアと何度も話し合った。我々は財政的リスクを最小限に抑えられるのなら、開催を継続していきたいと常に明確にしていた」

「しかし今シーズンの現状を見ると、我々はリバティ・メディアが考える開催モデルに到達できないことがわかった」

 ザイラーは、ホッケンハイムが2020年には復帰することを望んでいるという。

「根本的にビジネスモデルを変えることが目標だ。将来、我々の考えがF1側とどの程度歩調を合わせることができるか、様子を見ることになるだろう」

 F1のCEOを務めるチェイス・キャリーは、第2のレースをマイアミで開催することでアメリカでのF1を拡大していくことはヨーロッパの不利益にはならないと、これまでもしばしば主張してきた。

「はっきりさせておくが、ヨーロッパでのF1開催を犠牲にするということではない。ヨーロッパはF1の基礎であり、このスポーツのホームなのだ。私の考えとしては、F1はこれからも常にその基礎の上に築かれていくだろう」とキャリーは語った。

 しかしその基礎は、ドイツGPが消滅することでまさに衝撃を受けることになりそうだ。

こんな記事も読まれています

ミキティ、スマホでポチ買いした1000万超の「超高級車」をついに納車! 斬新“ド派手ドア”搭載の実車に 「かっこいい!」「すごいクルマ」の声集まる
ミキティ、スマホでポチ買いした1000万超の「超高級車」をついに納車! 斬新“ド派手ドア”搭載の実車に 「かっこいい!」「すごいクルマ」の声集まる
くるまのニュース
今年は晴れるか? 「ルノーカングージャンボリー2024」は10月27日に開催…仏本社も注目、世界最大級のファンイベント
今年は晴れるか? 「ルノーカングージャンボリー2024」は10月27日に開催…仏本社も注目、世界最大級のファンイベント
レスポンス
マセラティが推す「フォーリセリエ」で仕立てた「グレカーレ」と別注カラーの「クアトロポルテ」の新旧トライデントが揃い踏み…で、「フォーリセリエ」とは
マセラティが推す「フォーリセリエ」で仕立てた「グレカーレ」と別注カラーの「クアトロポルテ」の新旧トライデントが揃い踏み…で、「フォーリセリエ」とは
Auto Messe Web
トレンドはこれからも「SUV一辺倒」なのか? 欧州市場に見る "風向き" の変化
トレンドはこれからも「SUV一辺倒」なのか? 欧州市場に見る "風向き" の変化
AUTOCAR JAPAN
『レンジローバー・イヴォーク』と『ディスカバリースポーツ』の姉妹が2025年モデルに刷新
『レンジローバー・イヴォーク』と『ディスカバリースポーツ』の姉妹が2025年モデルに刷新
AUTOSPORT web
ニッサン/ニスモ、CNF使用の『ニッサンZニスモ・レーシング・コンセプト』で富士24時間に参戦
ニッサン/ニスモ、CNF使用の『ニッサンZニスモ・レーシング・コンセプト』で富士24時間に参戦
AUTOSPORT web
2024年F1第6戦マイアミGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2024年F1第6戦マイアミGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
AUTOSPORT web
2024年F1第6戦マイアミGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)
2024年F1第6戦マイアミGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)
AUTOSPORT web
【GT500技術レビュー/ホンダ編】シビックだから採用できた“非対称”なチャレンジ精神
【GT500技術レビュー/ホンダ編】シビックだから採用できた“非対称”なチャレンジ精神
AUTOSPORT web
爆排気量“V8”の新型「2ドアクーペ」世界初公開! 800馬力超え×4WDの「最強モデル」! 流麗ボディが超カッコイイ「S Eパフォーマンス」中国に登場
爆排気量“V8”の新型「2ドアクーペ」世界初公開! 800馬力超え×4WDの「最強モデル」! 流麗ボディが超カッコイイ「S Eパフォーマンス」中国に登場
くるまのニュース
アップルアカデミーが新人セミナーで人材育成に注力
アップルアカデミーが新人セミナーで人材育成に注力
レスポンス
なぜかデコトラ乗りは「バニング」と「街道レーサー」が好き! 改造車の「兄弟ジャンル」といえる意外な共通点とは?
なぜかデコトラ乗りは「バニング」と「街道レーサー」が好き! 改造車の「兄弟ジャンル」といえる意外な共通点とは?
WEB CARTOP
車買取のおすすめサービスを比較
車買取のおすすめサービスを比較
くるくら
GRスープラ勢、苦しかった富士でも光ったau TOM’Sの強さ。46kgのSWを積みながら7ポジションアップの4位
GRスープラ勢、苦しかった富士でも光ったau TOM’Sの強さ。46kgのSWを積みながら7ポジションアップの4位
AUTOSPORT web
2024年4月の新車販売台数ランキング アルファードなどミニバン5車種がランクイン
2024年4月の新車販売台数ランキング アルファードなどミニバン5車種がランクイン
グーネット
F1は完走者全員にポイントを与えるべき? チーム代表陣からは「今こそ見直す時だ」との声。導入先送りも議論は進展
F1は完走者全員にポイントを与えるべき? チーム代表陣からは「今こそ見直す時だ」との声。導入先送りも議論は進展
motorsport.com 日本版
1990年代の珍技術3選
1990年代の珍技術3選
GQ JAPAN
WRCポルトガルにフルメンバーで臨むトヨタ。「強力なラインアップ。必ず激しい戦いが繰り広げられる」とラトバラ
WRCポルトガルにフルメンバーで臨むトヨタ。「強力なラインアップ。必ず激しい戦いが繰り広げられる」とラトバラ
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村