ホンダ独自のエクステリア&インテリアをもつEV2車種を開発
ゼネラルモーターズ(GM)とホンダは、GMが開発したグローバルEVプラットフォームと独自の「Ultium(アルティウム)」バッテリーをベースに、ホンダ向けの新型電気自動車(EV)2車種を共同開発することに合意した。この2車種はエクステリアとインテリアについてはホンダが自社専用にデザインし、ベースとなるプラットフォームはホンダらしい運転特性を実現する設計となる。
ゼネラルモーターズとホンダ、GM製アルティウムバッテリーを搭載した次世代EVの共同開発に合意
両社の知見を持ち寄って開発されるこの新型EV2車種は、GMの北米工場で生産され、2024年のモデルイヤーから米国とカナダで販売が開始される予定だ。
電気自動車を軸に協力関係を拡大するGMとホンダ
GMとホンダはこれまでにも燃料電池やバッテリーモジュール開発、さらに今年1月にサンフランシスコで披露した自動運転モビリティサービス事業専用車両「Cruise Origin (クルーズ オリジン)」の開発など、電動化分野で様々な提携を行っている。
今回合意した新型EV2車種の共同開発において、ホンダはGMのコネクテッドサービス「OnStar(オンスター)」のセーフティ・アンド・セキュリティ機能を「HondaLink(ホンダ リンク)」に統合して活用。また、いくつかの仕様においては、GMの先進運転支援技術も選択できるようになる。
GMグローバル商品開発、調達、サプライチェーン担当エグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるダグ・パークスは、今回の合意に関して以下のようにコメントした。
「今回の合意は、すでに実績のあるホンダとの関係の上に築かれたものであり、GMのアルティウムバッテリーと最新のEVプラットフォームの進化と性能の高さを実証するものです。重要なことは、今回の共同開発が両社の完全電動化に向けた新たな第一歩であり、規模の拡大と生産能力の活用による収益性の高いEVビジネスをもたらすということです。GMはホンダとの緊密な連携による協業で素晴らしい実績を積み上げてきました。今回の新たな提携は両社の関係をさらに強固なものにするでしょう」
アメリカン・ホンダ・モーターのリック・ショスティック上級副社長も提携強化に喜びのコメントを表している。
「この提携により、両社の強みを補完し合い効率を高めることで、お客様により大きな価値を提供できると考えます。また、ホンダとGMのパートナーシップの拡大により、スケールメリットが活かされることで、電動化におけるロードマップの推進が加速され、業界をリードするホンダの温室効果ガスの排出削減の取り組みをさらに前進させることになります。さらに、我々は両社のパートナーシップのさらなる進展の可能性についても話し合いを進めています」
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