F1前半戦が終了した段階で、ベテランジャーナリストのピーター・ナイガード氏が、全10チームそれぞれの良かった点と悪かった点を挙げる形で、ここまでの14戦の戦いを振り返った。今回は、コンストラクターズ選手権で6位に位置するRBの前半戦レビューだ。
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【F1前半戦レビュー:アストンマーティンの“プラス”と“マイナス”】勝利への強い意志/疑問視されるドライバーペア
■プラス:角田裕毅の進歩
2023年終了時点ではまだ、角田裕毅に対する評価は定まっていなかった。アルファタウリで3年間過ごした彼は、2021年と2022年にはピエール・ガスリーに対して脅威を与えることはできなかった。2023年には、チームメイトがニック・デ・フリース、ダニエル・リカルド、リアム・ローソンと移り変わったため、角田の力を評価するのは難しかった。
しかし今シーズン前半戦においては、角田はスターのひとりといえる活躍を見せている。以前から速さはあったが、成熟さが増し、経験豊富なリカルドがチームメイトでありながら、角田がチームリーダーとしてのポジションに立っている。
レッドブル代表クリスチャン・ホーナーとモータースポーツコンサルタントのヘルムートマルコが、セルジオ・ペレスの後任候補として角田の起用を真剣に検討しなかった理由は謎だが、少なくとも角田が2025年に向けてRBに残留することは早々に決まった。今年の進歩により、角田は、史上最高の日本人F1ドライバーへの道を着実に歩みつつある。
■マイナス:輝きを取り戻せないリカルド
一方でダニエル・リカルドは低迷から抜け出せずにいる。2022年シーズン後にオスカー・ピアストリにシートを奪われる形でマクラーレンから離脱し、F1から一時離れた。しかし昨シーズン半ば、レッドブルがアルファタウリのニック・デ・フリースは期待外れと判断したことで、リカルドはその後任としてF1に復帰することとなった。
リカルドは当初は、アルファタウリでの参戦を、レッドブル・レーシングへと戻る足掛かりと考えていたものの、その夢がかなうことはなさそうだ。現在のRBのペアのうち、速いのは明らかに角田であり、今のリカルドが目標にするのは、レッドブルへの昇格ではなく、F1での生き残りだ。しかしリアム・ローソンは2025年にはレッドブル系チームのどちらかのシートに就くことが約束されている。
リカルドはVCARB 01にチームメイトほどうまく適応できていない。F1は冷酷なビジネスであり、多くの点で、チームメイトが最大のライバルだ。角田の好調さによってリカルドのF1キャリアが終わる可能性があるが、最近のリカルドには改善が見られるため、このままいけば、猶予を与えられるかもしれない。
■データ(2024年シーズン第14戦終了時)
コンストラクターズ選手権の順位:6位
チームメイト勝敗(予選):リカルド対 角田 5:9
チームメイト勝敗(スプリント予選):リカルド対 角田 2:1
チームメイト勝敗(ポイント):リカルド対 角田 12:22
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