コロナ禍の中、いざドイツへ!【BMW R18Rの国際試乗会に参加! Vol.1】
打倒ハーレーをもくろみ、クルーザーセグメントに猛攻を仕掛けるBMW。今度はワイルドでクールなバガーカスタムスタイル「R18B」が登場した。ドイツ・フランクフルトでの取材試乗レポートをお届けする。まずはディテールチェックから。
●文:ヤングマシン編集部(青木タカオ) ●外部リンク:BMWモトラッド
―― 【テスター:青木タカオ】ツーリングモデルを長年所有してきたほか、『ウィズハーレー』誌編集長も務めるバイクジャーナリスト。クルーザーに造詣が深いのは言うまでもない。
スタイリング&ライディングポジション
―― 【’22 BMW R18B FIRST EDITION】■全長2560 全幅970全高1400 軸距1695 シート高720(各mm) 車重398kg(装備) ■空冷4スト水平対向2気筒OHV4バルブ 1801cc 91ps/4750rpm 16.12kg-m/3000rpm 変速機6段 燃料タンク容量24L ■タイヤサイズF=120/70R19 R=180/65B16 ●色:黒 ●価格:341万8500円~
―― 大型フェアリングにショートスクリーンをセット。グリップ&シートヒーターを標準装備するほか、リヤサスペンションはライダーや荷物の重さによってプリロードや減衰特性を最適化するオートレベリング機能付き。燃料タンク容量は24L、スピーカーはサドルケースリッドにもインストールされた。
―― 【ライディングポジション】シート高は720mmと低く、両足カカトまで地面にベッタリ届く。ハンドルは絞り込まれ、グリップはライダー寄りに。左右に張り出すシリンダーもあり、ステップも近い。[身長175cm/体重67kg]
エンジン&シャーシ
―― クランクシャフトの上に2つのカムシャフトを配置する空油冷OHV4バルブのボクサーツインエンジン。大排気量に合わせ、電子スロットルボディもφ48mmと大径だ。ファーストエディションではクロームカバーだが、スタンダードではオールブラック仕上げとなる。
―― 後輪に駆動力を伝えるのはシリーズ共通のオープンドライブシャフト。伝統を感じる細部であると同時に、クロームが施され見た目にも美しい。
―― フロントブレーキは4ピストンキャリパーとφ300mmディスクの組み合わせ。軽合金鋳造ホイールはファーストエディションではコントラストカットを採用。
主要装備
―― コーナリングライトやデイタイムランニングランプも組み合わされた先進的なLEDヘッドライト。上にはACCのためのレーダーセンサーが備わる。
―― フェアリング内にはマーシャル製スピーカー2基、そしてアナログメーターを4連装。左から燃料ゲージ/速度計/タコメーター/パワーリザーブメーターと並び、これはスロットル全閉時が100%、開けると数字が減る。大画面10.25インチTFTカラー液晶はスマートフォンともリンク。グリップ付け根のコントローラーで直感的に操作ができる。燃料キャップ下にはUSB付きのスマホ収納スペースも。 [写真タップで拡大]
―― テクスチャーを複雑に縫い合わせた専用のダブルシート。後部座席には硬質な表皮を重ね、座り心地をより快適なものとしている。
―― サドルケースは片側27Lずつの容量を確保。ディープフェンダーが備わり、バガーカスタムらしい迫力あるエクステリアを演出している。ファーストエディションはサイドにエンブレムが入る。 [写真タップで拡大]
モデルバリエーション
―― 【BMW R18B:STDモデルは’22年以降の入荷に】STDは311万2500円~で、プレミアムラインの3色が’22年以降に入荷される予定。写真は、光に応じて紫から青みがかるフリップフロップペイントの「ギャラクシーダストメタリックチタンシルバー2メタリック(340万3500円)」だ。
―― 【BMW R18 TRANSCONTINENTAL FIRST EDITION:よりラグジュアリーな大陸横断ツアラー】同時リリースのR18トランスコンチネンタルは、トールスクリーン/フォグライト/角度調整可能なエアフラップ/エンジンガード/レッグシールド/容量48Lのトップケースを装備。日本仕様ではシート高720mmのローシートを採用する。R18シリーズの旗艦だ!! ●価格:403万2000円~
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みんなのコメント
65LSとか69sとかあるんだからそっち方面で伸ばしてほしかった。
お互いに培ってきた伝統ってもんがある。そう簡単ではないぞ。