9月10~11日にドイツ・ニュルブルクリンクを舞台に繰り広げられるニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)の第6戦『ニュルブルクリンク12時間』が行われ、住友ゴム工業/ファルケンのワークスチームFalken Motorsports(ファルケン・モータースポーツ)の3号車ポルシェ911 GT3 R(ジョエル・エリクソン/スヴェン・ミュラー/ジャクソン・エヴァンス/アレッシオ・ピカリエッロ)が総合優勝。7月9日に開催された第5戦に続くNLS連勝を飾った。
全8戦が開催される2022年のNLS。 今年の第6戦『ニュルブルクリンク12時間』は、新たなレースフォーマットが採用され、土曜日、日曜日にそれぞれ6時間のレースが行われる2部構成での開催となった。シーズン最長かつ、唯一の2日間にわたる決勝ということで、2022年シーズン最大のイベントとなる。
ファルケンポルシェが独走で総合優勝。ニュルブルクリンク耐久シリーズで4年ぶりの勝利掴む
10日午前に行われた公式予選はウエットコンディションに。荒れ模様のなか、ポールポジションを獲得したのはシェフラースポーツ・チーム・フェニックスの16号車アウディR8 LMS GT3だった。また、難コンディションで最高峰SP9クラスに参戦するGT3勢も苦戦し、予選トップ10に5台のポルシェ911 GT3カップカー(カップ2クラス)が続くという結果に。
前戦優勝のファルケン・モータースポーツの3号車は11番手から、チームメイトの4号車ポルシェ911 GT3 R(アイハンカン・ギュベン/コート・ルドガー/クラウス・バッハラー/マルティン・ラギンガー)は19番手からのスタートとなった。
10日午後にスタートを迎えたレース“前半”は引き続きウエット路面でグリーンフラッグを迎えた。雨は降ったり止んだりを繰り返し、レース中は至る所でコースオフやスピンが相次いだ。
そんな難しいコンディションのなか、ファルケンのレイン&スリックタイヤのポテンシャルを発揮した3号車ファルケンポルシェが約1分のリードを築いてレース“前半”のチェッカーを受けた。チームメイトの4号車も同一周回の7位でチェッカーで続いている。
夜の中断を経て、翌11日午前より開始されたレース“後半”。天候も改善したグリーンヘルで快走を続けた3号車が合計79周。距離にして約1,925kmを走り切り、12時間の決勝の総合優勝を獲得した。一方、4号車はポルシェ勢2番手となる総合6位にポジションを上げてチェッカーを受けている。
次戦のNLSは10月22日に開催される第7戦『第54回ADACバルバロッサプライス』の4時間レースとなる。ウエット、ドライともに強さを見せ続けるファルケンがNLSでの3連勝を果たせるかという点でも注目が集まる一戦となりそうだ。
■NLS第6戦『ニュルブルクリンク12時間』ハイライト
URL:https://youtu.be/1V3E4yN8ibw
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