motorsport.com日本版が今年6月に報じた通り、2024年に鈴鹿サーキットで行なわれるF1日本GPにおいて、スーパーフォーミュラの走行が行なわれるのではないかという噂が各方面で持ち上がっていた。これについてスーパーフォーミュラの主催団体である日本レースプロモーション(JRP)は、実際にレースを併催する可能性について模索したことを認めた。
『SUPER FORMULA NEXT50』プロジェクトの発足以来、既存の枠にとどまらない様々な施策を行なってきたスーパーフォーミュラ。JRPはフォーミュラ・ニッポン時代にF1日本GPでのデモランは実施したことがあるが、今季からJRP会長に就任した近藤真彦氏は、日本GPでSFのレースを開催することに前向きな姿勢を見せており、今季第3戦鈴鹿の際には「かつてはF1の前座でやることにプライドが許さないという時代もあったが、今は皆さん考え方が柔らかくなっています」として、個人的にもF1ファンにSFのレースを見てほしいとの意向を示していた。
■近藤真彦JRP新会長、スーパーフォーミュラ人気向上のため「F1日本GPの前座でレースができるならやりたい」
そして今年8月には、JAFより「2024年FIA国際スポーツカレンダー登録申請一覧」が公示。その中でスーパーフォーミュラの日程を見ると、3月8日~10日の開幕戦鈴鹿大会から続くオートポリス大会(5月17日~19日)まで2ヵ月以上のインターバルが空いており、これは4月初旬のF1日本GPでのレース併催に向けて調整しているからではないか、という噂も囁かれていた。
ただ、その後11月末には同じくJAFより「2024年全日本レース選手権カレンダー申請一覧」が公示され、3月の鈴鹿大会から5月のオートポリス大会に続くというスケジュールに変更はなく、鈴鹿大会で第1戦、オートポリス大会で第2戦を開催する予定であると明記されているというのが現状だ。
2023年シーズンが終了し、12月恒例の合同/ルーキーテストも終了したスーパーフォーミュラ。JRPの上野禎久社長に、2024年F1日本GPでのレース併催の噂について、その現状を尋ねた。
「2024年のF1日本GPでの併催については、社内、そして関係者を含めて、可能性を検討・模索しました」
「開催の可能性を探り、開催に向けた意思表示はしました。ただ現状は、公示されているカレンダー通りの開催を予定しています」
このように、日本GPでのレース開催に向けて可能性を探ったことを認めた上野社長は、サポートレースについてはあくまでイベントのオーガナイザーが決めることだとして、来年の日本GPにおいてスーパーフォーミュラのレースを実施するのかどうかについて、直接的な言及を避けた。しかしながら別のJRP担当者からも「検討はしたが、条件が合わなかった」とのコメントがあり、少なくとも2024のF1日本GPにおいては、スーパーフォーミュラは走らない方向のようだ。
また上野社長によると、可能性を探ったのはスーパーフォーミュラ車両によるデモランではなく、「F1ファンの皆さんに我々のレースをお見せすること」だったという。ただ話を聞く限りは、JRPにとってF1でのレース併催は悲願や至上命題だったわけではなく、あくまでもスーパーフォーミュラというシリーズの価値を上げるために様々な可能性を模索する中でのアイデアのひとつだった、ということのようだ。
また、F1という大きな舞台でレースを併催する上で具体的にどのような点がハードルであったかという問いについても上野社長は「様々なハードルがあるのは事実」だと語るにとどめた。一方でチーム関係者からは、サーキット内の限られたスペースの中でどこにスーパーフォーミュラ用のピット・パドックを構え、どのようにレースを運営するのかについて心配する声も挙がっていた。
ただ、F1レースウィークでの併催が実現しなくとも、スーパーフォーミュラは既にF1パドックからの関心を高めつつあると言える。先日の合同/ルーキーテストには、既に来季の参戦が決まっているレッドブル育成の岩佐歩夢だけでなく、今季のF2王者であるテオ・プルシェールも参加。こちらも来季のフル参戦が有力視されている。またmotorsport.comの取材によれば、その他にもF2チャンピオン経験者、F2優勝経験者からテスト参加のオファーがあったようだ。
「世界で最もクオリティの高いイコールコンディションのレース」としてスーパーフォーミュラをブランディングしたいと語る上野社長も、こういった動きは喜ばしいことだと歓迎した。
「スーパーフォーミュラは、イコールコンディションでワンメイクシャシーのレースとしては一番クオリティが高いと思っています」
「我々は『SFで速いドライバーは世界のどのカテゴリーで行っても通用する』というブランドを作り上げたいと思っていますし、実際にそういうことが起こっています。リアム・ローソンはF1でポイントを獲得しましたし、アレックス・パロウはインディカーでチャンピオンになりました」
「世界の中で最もクオリティの高いイコールコンディションレースとして、ドライバーの腕を競うレースとして、スーパーフォーミュラをブランディングしたいと思っています。そういう意味では、ヨーロッパの方を含めた皆さんがそういった価値を理解して、感じてくれて、我々のシリーズにシートを求めてくれるという動きが増えてきたことはとても嬉しいです」
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