ツインリンクもてぎで行なわれるスーパーフォーミュラ第6戦。このレースでは、WEC(世界耐久選手権)参戦の影響で出場が叶わずにいた小林可夢偉(KCMG)が今季初のスーパーフォーミュラ出場を果たす。小林にとっては、昨年12月に行なわれた2020年シーズン最終戦以来、実に10ヵ月ぶりのスーパーフォーミュラ参戦となる。
今年のル・マン24時間レースで悲願の同レース初制覇を成し遂げた小林だが、2015年から参戦を続けるスーパーフォーミュラでは未だに優勝とは縁がない。久々のレース、そしておそらく今季唯一の参戦となるが、本人は“勝つ気満々”といった様子だった。
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「準備してきたことが結果につながるようにしないといけません」と小林は切り出した。
「走れなかった時間はどうすることもできないので、自分のやってきたことを信じて、まずは早くクルマに慣れたいです。何故かは分かりませんが、(今季ここまで)走ってきていないですが、勝つ気でいます。そのつもりで準備しています」
「もちろんスーパーフォーミュラは甘い世界ではありません。だからこそしっかり準備をしてきた、という部分もあります。それ以上は何も言えないですね、走っていないので(笑)」
小林は中嶋一貴と同様に、WEC参戦の合間を縫う形でスーパーフォーミュラへの参戦を継続している。中嶋と同じく「いちレーシングドライバーとしてスーパーフォーミュラに参戦する意義をどう考えているか?」という質問をぶつけると、彼は「意義というか、チャンスがあったら出たくないですか?」とキッパリ。さらにこう話して締め括ってくれた。
「僕は腰が曲がるまで、(コクピットに)乗り込めなくなるまで乗り続けたいと思います」
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