決勝レースのスタートが迫っている2024年のル・マン24時間レース。TOYOTA GAZOO Racingのチーム代表でもある小林可夢偉が乗る7号車は、小林の予選アタック中にコースオフがあり、赤旗原因車両としてラップタイムを全て抹消された結果、決勝レースを最後尾の23番グリッドから迎えることになる。そう、今年のル・マン最高峰クラスは23台ものマシンがエントリーしているのだ。
LMP1に代わる最高峰クラスとしてハイパーカークラスが発足したのが2021年。当初はトヨタ含め数台のエントリーだったが、昨年からポルシェ、フェラーリらが参戦して台数が大幅増。今季はメーカーの数もさらに増え、ル・マンでは20台を超えるエントリーを集めるに至った。
■昨年の悔しさ晴らせるか。トヨタ8号車の平川亮、ル・マンは11番手スタートも目指すは優勝のみ「それ以外はリベンジとは言えない。全力を注ぎます」
そして迎えたル・マンでは、トヨタやポルシェ、フェラーリといった今季好成績を残しているメーカーだけでなく、“伏兵”の活躍も目立つ。ポールポジションを決するハイパーポールではキャデラック勢が躍進した他、BMWはハイパーポールでは無念のコースオフに泣いたものの、その前に行なわれた予選セッションでは最速タイムをマークして見せた。
小林はハイパーカークラス最後尾からスタートする決勝レースに向けては、失うものがないことで精神的な余裕はあるとしつつ「スタートで(前のマシンが)ガッシャーン!ってやってくれるのを後ろから観戦しようかなと」と冗談めかして語る。ただ、ハイパーカークラスは競争が激しく予測不可能であるため、チャレンジングなレースになるのではと予想した。
「これだけコンペティションが拮抗していると、実際誰が速いのか全く読めません」
「ポルシェも速いと思いますが、キャデラックも速かったり、アルピーヌも速かったり……“ノーマーク勢”も速くなっているので、ミスなく24時間を走り切ることが最低限の条件だと思っています。もちろん、そこにパフォーマンスがないと優勝という文字は見えてこないと思います」
「今年は色んな意味でハードルが高そうなル・マンだなと思っています。そういった状況だからこそ失敗もしやすいでしょうし、色んな要素があると思います。リスクを取りつつも、どれだけコミュニケーションをとってまとめ上げるかが重要です」
「路面コンディションの難しさに、こういった拮抗した状態が重なることで、チャレンジングなレースになるのではないかと思います。こういう時って『ここで自分(の力)を見せてやろう』というとんでもないドライバーがたくさんいると思います。そういったものをコントロールしながら……と考えると、今年は色んなことが起こりそうです」
とはいえ、トヨタ勢は僚友8号車も含めてマシンのポテンシャル自体には手応えがある様子。最後尾からの追い上げを目指す小林は「クルマの調子は悪くないと思っているので、戦えると思っています。しっかり追い上げられるように、チーム一丸となって頑張ります」と意気込んだ。
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