日産アリアの予約注文開始、特別仕様車は660万円から。標準モデルの実質価格は500万円から

日産自動車は6月4日、EVとクロスオーバーを融合した新型車「アリア」の予約受注を開始した。2020年7月にオンライン発表されたアリアは、日産の新しいロゴや新世代デザインの採用、そしてEV専用車としての展開など、ブランドの新たなスタートを予感させるモデル。この度受注がスタートするのは、日本専用の限定車となる「アリア limited」だ。

アリアは、バッテリー容量や駆動方式（2WD／4WD）の異なる全4タイプが展開される。バッテリー容量は66kWh仕様と91kWh仕様が設定され、40kWh仕様と62kWh仕様が設定される「リーフ」に比べて、大容量なのが特徴となる。航続距離は66kWh仕様が最大450km（4WDは430km）、62kWh仕様は最大610km（4WDは580km）と公表されている。

アリアのボディサイズは、全長4595mm×全幅1850mm×全高1655mmで、ハッチバックのリーフに比べて全体的にひと回り大きい。その分リアシートも快適な座り心地が期待できそうだ。快適といえば、アリアはインテリアのデザインにも凝っていて、パノラミックガラスサンルーフや柔らかく上質な質感のナッパレザーシート（色はブルーグレー）、アリア専用に設計されたBOSEプレミアムサウンドシステム（10スピーカー）を標準装備するなど、装備も非常に充実している。

さらに限定車のアリア limitedには、専用色となる19インチアルミホイールカバーやARIYAロゴ入りのLEDキッキングプレートが設定され、フロアマットも枯山水（かれさんすい）をモチーフとしたフロアマットが用意される。ボディカラーはlimited限定となる2色の限定2トーンを含む、全5色から選択可能だ。

なお運転支援機能については、高速道路で同一車線の走行中に条件付きでハンズオフが可能な「プロパイロット2.0」や、車外からインテリジェントキー操作で駐車場のクルマの出し入れができる「プロパイロット リモート パーキング」などを標準装備している。

なお販売方法にはオンラインを活用し、購入検討から予約注文、商談などがオンラインで可能。要望により販売店舗での試乗や対面式の商談も可能。

車両価格は、以下の通り。省庁や各自治体からの補助金を差し引いた実質購入価格は約500万円からとなるという。

・B6 limited（2WD・66kWh）：660万円
・B9 limited（2WD・91kWh）：740万円
・B6 e-4ORCE limited（4WD・66kWh）：720万円
・B9 e-4ORCE limited（4WD・91kWh）：790万円

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