9月5日、元ハースF1のチーム代表として知られるギュンター・シュタイナーが、投資ファンドの支援を受けて、MotoGPに参戦中のテック3を買収したと発表した。
テック3買収の情報は、motorsport.comで既に今年8月には報じていたが、9月に入り正式に買収が発表された。
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テック3の買収にあたっては、スポーツに特化した投資会社であるApex社がシュタイナーを支援。2000万ユーロ(約34億円)強と言われる買収額の大半をこの会社が提供している。
テック3は買収後に、シュタイナーが新CEOに就任。チーム代表には彼のビジネスパートナーであるリチャード・コールマンが就く予定だ。
「これは素晴らしい機会だ」と、買収発表の会見に出席したシュタイナーは語った。
「テック3は大きなポテンシャルと輝かしいレガシーを誇る素晴らしいチームだ。エルベ(ポンシャラル)がチームとMotoGPに与えた影響は計り知れないものがある。我々はこのチームを引き継ぎ、そしてこの基盤をさらに強化していけることを光栄に思う」
「MotoGPパドックの一員となり、チームと成長を続けるMotoGPのポテンシャルを最大限に引き出し、新たなファン層を取り込んでいくための手助けをできることを嬉しく思う」
テック3は1990年にエルベ・ポンシャラルと、現在もエンジニアを務めるギー・クーロンによって設立。当初は250ccクラスから始まり、2001年から最高峰クラスに参戦し、現在はKTM陣営のチームとしてレースに参戦している。
シュタイナーらによる買収後も、契約によって現在のライダーラインアップ(マーベリック・ビニャーレス&エネア・バスティアニーニ)、チームスタッフは維持され、チーム本部もフランスに据え置かれる。
また運営のドルナ・スポーツとの間では、既に次のMotoGP参戦契約にあたっての保証も内々で得られていると考えられている。
チームをシュタイナーらにバトンタッチすることとなったポンシャラルは、今がこうした体制変更を行なうタイミングだと感じたと語った。
「これはひとつの時代の終わりであり、同時に我々全員にとってエキサイティングな時代の始まりでもある」
ポンシャラルはそう語る。
「テック3が創設されてから我々が成し遂げてきたこと……MotoGPのレース勝利や表彰台、そして数十年にわたって共に歩んできた人達と築いてきたモノ全てを誇らしく思っている」
「ギュンターがチームに興味があるとアプローチしてきた時は、まさにこうした変更をするにあたって絶好のタイミングだと考えられた。ギュンターが方向性を持ち、野心と誠実さをもってチームを率いてくれることは間違いない。そして、創設時のロックンロール精神も決して忘れないだろう。MotoGPの新時代においても、テック3を確かな手腕で更に成長させてくれるだろう」
MotoGPは今年、F1のオーナー企業であるリバティ・メディアによる買収が許可された。今回のテック3買収は、そうした動きに続くものだ。
なおF1はリバティ・メディア傘下となって以来人気拡大が続いており、F1チームの評価額も急上昇……2025年シーズンをリードするマクラーレンは、評価額で30億ポンド(約6000億円)に上ると報じられている。
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みんなのコメント
ユニオンの会長殿も、よくお勤めいただきました。
サテライトの地位向上も、貴殿あってのことでしょう。