2025年までに全モデルをハイブリッド化
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)2020年に発表が予定されている次世代のホンダ・ジャズ(フィット)は、欧州ではハイブリッドのみの設定となることが、フランクフルト・モーターショーで明らかになった。すでにAUTOCARでは2019年3月にその可能性について触れていたが、ホンダ側からの確認を今回取ることができた。
ホンダ・フィットは、ジャズの名前で欧州では販売されており、英国では最も多く売れている人気モデル。次期型にはCR-Vハイブリッドに採用されているものと同様の、2モーター式ハイブリッドシステム「i-MMD」を導入し、東京モーターショーで発表される見込みとなっている。
ジャズは、ホンダとしてはハイブリッドシステムのみの設定となる初めてのモデルで、その他のモデルも順次ハイブリッドのみへと移行していく予定。ホンダによれば、欧州で販売されているすべてのホンダのクルマが、2025年までにハイブリッドシステムを搭載したものに変わるという。
ホンダによれば、「2025年までの電動化技術のゴールを目指し、ホンダはデュアルモーター・ハイブリッドシステム、i-MMDの搭載モデルを拡大していきます。ジャズへの搭載は、小型モデルへの導入向けた重要な一歩となります」 と話している。
現在英国で販売されているホンダ製モデルの中で、ハイブリッドシステムを搭載しているものはCR-Vのみ。ディーゼルエンジンに置き換わるかたちで登場したが、通常のガソリンエンジンモデルも販売されている。ホンダによれば、英国でのCR-Vの販売台数のうち約55%がハイブリッド車となっており、大きな成功を収めているという。
2020年にハイブリッドのジャズがリリースされた翌年、2021年にはシビックも登場する見込み。CR-Vに搭載されているハイブリッドシステムは、2基のモーターと2.0Lのガソリンエンジンが採用されている。ただしジャズのようなコンパクトモデルの場合、組み合わされるエンジンは1.0Lか1.5Lのガソリンエンジンとなり、最高出力も低くなるはずだ。
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