現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 「本気」のオフロード仕様マスタング 米で実車公開 487馬力で悪路を往く、新型マッハEラリー

ここから本文です

「本気」のオフロード仕様マスタング 米で実車公開 487馬力で悪路を往く、新型マッハEラリー

掲載 4
「本気」のオフロード仕様マスタング 米で実車公開 487馬力で悪路を往く、新型マッハEラリー

ラリー仕様の電動SUV

米国の自動車メーカーであるフォードは、11月17日にロサンゼルスで開幕した国際自動車展示会「LAオートショー」において、新型マスタング・マッハEラリーの実車を公開した。

【画像】まさかの市販化! ラリー仕様の専用設計【新型フォード・マスタング・マッハEラリーと標準車を写真で比較する】 全40枚

EVのマスタング・マッハEにオフロード走行向けの専用チューンを施したモデルで、2024年初頭に発売される予定だ。

マッハEラリーは、2基の電気モーターによる四輪駆動方式を採用し、最高出力487psと最大トルク89.7kg-mを発生する。オフロード走行を想定し、車高は標準車より20mm高く、専用設定のスプリングとショックアブソーバーにより走破性を高めている。ホワイトの19インチ・ラリー用ホイールに、ミシュランのクロスクライメートを履く。

走行モードには独自の「ラリースポーツ」が用意され、リニアなスロットル・レスポンスによる加速コントロールの向上、よりアグレッシブなダンピング、滑りやすい路面でのトラクション確保が図られる。また、トラクションとスタビリティ・コントロール・システムを「より大きなスライドができるように」調整するという。

容量91kWhのバッテリーと電気モーターは、厚いアンダーボディシールドによって岩や段差から保護されている。フロントバンパーには2つのフックが内蔵され、「冒険がちょっとスパイシー」になったときに備えている。

フォードによると、マッハEラリーのスタイリングは伝説的なホットハッチ、フォーカスRSからインスパイアされたもので、特に「ドラマチック」なリアスポイラーが特徴的だという。

その他のユニークな要素としては、力強いフロントスプリッター、ブラックのルーフパネル、ラリースタイルのフォグライト、レーシングストライプなどが挙げられる。

インテリアでは、ホイールと同じホワイトを随所にあしらい、専用バッジとスポーツシートを備えている。

1人のクルマ好きのアイデアがカタチに

フォードのEV開発を統括するダレン・パーマー氏は取材に対し、マッハEラリーのアイデアは、新しい社内チーム「Always On」のラリークロス愛好家から得たものだと語った。

同チームは、顧客やソーシャルメディアからのフィードバックを注視し、無線アップデートやモデルライン追加の開発に反映させることを目的に設立されたものだ。

「チームメンバーの1人がラリークロスをやっており、彼がアイデアを出したのです。『このクルマには伝統がある。ラリークロスのバージョンを作ったらどうだろう? 過去にやってきたことと合うのではないか』と」

「アイデアがあるなら試してみる、というのがわたし達の姿勢です。そして、彼ら(Always On)は純粋な情熱でモデルを作った。ホイールを装着し、リフトアップした。そして、どんなクルマになるかをスタイリングした。わたし達は彼らに自由を与えたのです」

「そして、そのモデルを首脳陣に見せた途端、フォードが過去に行ってきたこと、そして人々が好きそうなことにとてもよく合っていると言われたんです」

パーマー氏は、同プロジェクトは構想から発表までの期間が約1年半という「ゴー・ファスト」プログラムの1つとされため、予想よりも早く結実したと説明する。「ものすごい速さでした」

マッハEラリーのプロトタイプは、本格的な「ラリー路面」でテストされたという。パーマー氏は性能の詳細について言及を避けたが、「十分な地上高を確保している」とし、極めて正確な加速制御と床下バッテリーの軽量化により、「ターマックでもその他の路面でも非常に安定している」と述べた。

生産予定台数や価格については未公表だが、最上位グレードのマスタング・マッハE GTが7万5000ポンド(約1390万円)であることを考えると、8万ポンド(約1485万円)前後になると予想される。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

クムホ、VW『パサート』・シュコダ『スパーブ』に新車装着用タイヤを供給
クムホ、VW『パサート』・シュコダ『スパーブ』に新車装着用タイヤを供給
レスポンス
マカオ2勝目に挑むBMWのファーフス、新加入に苦労も「グリッドを埋めるために参戦するわけじゃない」
マカオ2勝目に挑むBMWのファーフス、新加入に苦労も「グリッドを埋めるために参戦するわけじゃない」
AUTOSPORT web
もしも993型「911」をポルシェがいまなお作っていたら…がコンセプト! 勝手に作ったリマスターモデルが2億円近い価格で落札! 人気の秘密は?
もしも993型「911」をポルシェがいまなお作っていたら…がコンセプト! 勝手に作ったリマスターモデルが2億円近い価格で落札! 人気の秘密は?
Auto Messe Web
ノエル・レオンが最速。佐藤凛太郎が11番手/マカオFRワールドカップ フリー走行2回目
ノエル・レオンが最速。佐藤凛太郎が11番手/マカオFRワールドカップ フリー走行2回目
AUTOSPORT web
最強のテスラがポリスカーに、1000馬力の「モデルS プラッド」正式配備も…SEMAショー2024
最強のテスラがポリスカーに、1000馬力の「モデルS プラッド」正式配備も…SEMAショー2024
レスポンス
トヨタ “超スゴイ”「クラウン」が集結!? “300馬力”超えの「特別仕様車」とは!?「リミテッドマットメタル」大阪で実車展示
トヨタ “超スゴイ”「クラウン」が集結!? “300馬力”超えの「特別仕様車」とは!?「リミテッドマットメタル」大阪で実車展示
くるまのニュース
トヨタがSEMAショーに出展! あらゆる形態のアクティブなライフスタイルを称えるコンセプトモデル
トヨタがSEMAショーに出展! あらゆる形態のアクティブなライフスタイルを称えるコンセプトモデル
バイクのニュース
12/19申込締切【中国NEVの新競争軸2025】特許情報起点で炙り出す~SDV、自動運転、通信、スマートコックピット~
12/19申込締切【中国NEVの新競争軸2025】特許情報起点で炙り出す~SDV、自動運転、通信、スマートコックピット~
レスポンス
すべての国産車が高くなるワケじゃない!? 名車になり損ねた国産スポーツ三菱GTO
すべての国産車が高くなるワケじゃない!? 名車になり損ねた国産スポーツ三菱GTO
ベストカーWeb
新車購入するなら「付けなきゃ損!」絶対後悔したくない装着して損はないメーカーオプションとは? 後付けできないので選んで正解です
新車購入するなら「付けなきゃ損!」絶対後悔したくない装着して損はないメーカーオプションとは? 後付けできないので選んで正解です
Auto Messe Web
5速MT搭載! トヨタの「“最新型”AE86」が凄かった! 伝説の「パンダトレノカラー」ד画期的“「テンロクNAエンジン」採用! 「AE86 G16E」実際の印象はいかに
5速MT搭載! トヨタの「“最新型”AE86」が凄かった! 伝説の「パンダトレノカラー」ד画期的“「テンロクNAエンジン」採用! 「AE86 G16E」実際の印象はいかに
くるまのニュース
11/16(土)THE MOTOR WEEKLY 放送予告!
11/16(土)THE MOTOR WEEKLY 放送予告!
Auto Prove
技術のアウディらしいSUV──新型Q8 50 TDIクワトロSライン試乗記
技術のアウディらしいSUV──新型Q8 50 TDIクワトロSライン試乗記
GQ JAPAN
【MotoGP】マルティン、タイトル争い決着は急がず「スプリントでチャンピオン確定はムリだと思う」|最終戦ソリダリティGP
【MotoGP】マルティン、タイトル争い決着は急がず「スプリントでチャンピオン確定はムリだと思う」|最終戦ソリダリティGP
motorsport.com 日本版
キャデラック、3列シートの新型電動SUV『ビスティック』発表…2025年夏発売へ
キャデラック、3列シートの新型電動SUV『ビスティック』発表…2025年夏発売へ
レスポンス
ホンダの「高級ミニバン、復活」に反響多数!? 2年ぶりの登場で話題に! 再投入の理由は? 発売から約1年 「オデッセイ」の現状いかに
ホンダの「高級ミニバン、復活」に反響多数!? 2年ぶりの登場で話題に! 再投入の理由は? 発売から約1年 「オデッセイ」の現状いかに
くるまのニュース
アウディジャパン販売とVWジャパン販売が合併、2025年1月より新会社
アウディジャパン販売とVWジャパン販売が合併、2025年1月より新会社
レスポンス
コンチネンタル、アドベンチャーバイク用タイヤの最新版を発表…EICMA 2024
コンチネンタル、アドベンチャーバイク用タイヤの最新版を発表…EICMA 2024
レスポンス

みんなのコメント

4件
  • ********
    乗用車はEV一択。
    給油するタイプの車は、イモとかの運搬にしか用いられなくなりましたね。
    実際、未だにGSで給油している連中って、そんな感じのしかいないしね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村