現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > メルセデス、F1フランスGPで新デザインのノーズを投入? ピットレーンで激写

ここから本文です

メルセデス、F1フランスGPで新デザインのノーズを投入? ピットレーンで激写

掲載 1
メルセデス、F1フランスGPで新デザインのノーズを投入? ピットレーンで激写

 メルセデスはF1第12戦フランスGPでマシンをアップデートするが、ピットレーンで撮影された画像から、その内容が一部垣間見えた。

 メルセデスはシーズン序盤、酷いポーパシングに苦しんだものの、この問題をよりうまく処理できるようになり、最近のレースではより多くのリソースを、通常のパフォーマンス開発に割くことができるようになってきている。

■角田裕毅、F1フランスGPは新投入の大型アップデートに期待大「マシンの弱点を解消してくれるはず」

 イギリスGPでは多くのアップデートを導入。その成果もあってか、ルイス・ハミルトンがフェラーリ勢と優勝を争い、最終的に3位となった。

 ハミルトンはオーストリアGPでも3位となったが、メルセデスはレッドブルやフェラーリと毎戦優勝を争うことができるようになるためには、まだパフォーマンスが足りないと認識しており、フランスGPでもかなり大規模なアップデートパッケージを導入すると見られている。

 チーム代表のトト・ウルフは、最近のレース結果はチームが正しい方向に向かっていることを示しているとしながらも、さらなる改善が必要だと語った。

「我々はシーズン最初の7レースで3回の表彰台を獲得したが、ここ4レースで4回の表彰台を達成した」

「この勢いは、チームの多大な努力の賜物だ。W13に対する我々の理解は、周回を重ねるごとに深まっており、それが我々の開発や結果に反映されているのは心強い」

「オーストリアでは速かったが、上位に食い込むにはまだ十分ではなかった。今週末のフランスも含めて、あとコンマ数秒を追い求め、マシンに新しい展開をもたらす必要がある」

 メルセデスのアップデートの全容は、金曜日の朝まで明らかにはならないだろう。しかし、メルセデスは全く新しいデザインのノーズで走行することになりそうだ。

 新しいノーズは、以前のモデルとは異なる形状になっているようだ。ノーズ先端に向けては細くなっていくのが常だが、それがより洗練されているように思える。

 メルセデスは今季、最高速不足に悩まされてきた。これは、マシンの空気抵抗が大きいことが最大の原因だったと考えられる。今回持ち込まれた新しいノーズの形状は、この空気抵抗を減らすための手法なのかもしれない。

 また、ノーズ先端の開口部の形状も変更されている。従来のノーズ先端には、小さな開口部が左右にふたつ設けられていた。ここから、ドライバーに向けて風を送っているわけだ。しかし今回持ち込まれた新しいノーズでは、開口部が上下に大きく拡大されている。これにより、ドライバー冷却用の空気量が多くなるはずだ。

 フランスGPは、昨年と比べると開催時期が1ヵ月以上遅くなっている。その分、真夏に近づいており、気温や路面温度が例年よりも上がる可能性がある。また最近ヨーロッパは熱波に見舞われていることもあり、通常よりも高い冷却性能が求められるはず。この開口部の拡大は、そのためのものとも考えられる。

 フランスGPの舞台となるポール・リカール・サーキットは、路面がスムーズであることが知られる。そのためメルセデスが、今シーズン初優勝を手にするには、絶好の場所であると言えよう。

文:motorsport.com 日本版 Jonathan Noble
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

ベトナムEVビンファスト、東南アジア初の工場をインドネシアに開所…年産35万台めざす
ベトナムEVビンファスト、東南アジア初の工場をインドネシアに開所…年産35万台めざす
レスポンス
彼の愛した緑とジャケットを纏う。911 GT3に伝説の美学を封じ込めた「90 F.A.ポルシェ」の全貌
彼の愛した緑とジャケットを纏う。911 GT3に伝説の美学を封じ込めた「90 F.A.ポルシェ」の全貌
LEVOLANT
日産 エルグランドだけじゃない!! パトロールも印象的すぎた日産のジャパンモビリティショー2025
日産 エルグランドだけじゃない!! パトロールも印象的すぎた日産のジャパンモビリティショー2025
ベストカーWeb
デビュー30周年! ホンダの「“3列・7人乗り”ミニバン」に注目! 全長4.8m級「見晴らし良好ボディ」×「ほっこりシート」で快適度もアップ!? 新たな「ステップワゴン“30周年特別仕様車”」2モデルを設定
デビュー30周年! ホンダの「“3列・7人乗り”ミニバン」に注目! 全長4.8m級「見晴らし良好ボディ」×「ほっこりシート」で快適度もアップ!? 新たな「ステップワゴン“30周年特別仕様車”」2モデルを設定
くるまのニュース
北海道で唯一の「三セク鉄道の代替バス」へと変わった旧・ふるさと銀河線!! 鉄道時代のプロファイルが濃厚すぎる!!
北海道で唯一の「三セク鉄道の代替バス」へと変わった旧・ふるさと銀河線!! 鉄道時代のプロファイルが濃厚すぎる!!
ベストカーWeb
ホンダ ステップワゴンに、初代誕生から30周年を記念した特別モデル登場!──GQ新着カー
ホンダ ステップワゴンに、初代誕生から30周年を記念した特別モデル登場!──GQ新着カー
GQ JAPAN
新型トヨタRAV4、ついに発売開始へ!──GQ新着カー
新型トヨタRAV4、ついに発売開始へ!──GQ新着カー
GQ JAPAN
住友電工、住友理工の完全子会社化が完了…公開買付けで全株式取得
住友電工、住友理工の完全子会社化が完了…公開買付けで全株式取得
レスポンス
メルセデスベンツ GLE、ブラックアクセントの「Night Edition」追加…1482万円から
メルセデスベンツ GLE、ブラックアクセントの「Night Edition」追加…1482万円から
レスポンス
「ニスモの“本気仕様”」新モデル登場へ!「フェアレディZ」改良版も 日産のオートサロン2026
「ニスモの“本気仕様”」新モデル登場へ!「フェアレディZ」改良版も 日産のオートサロン2026
乗りものニュース
ヤマハ新型オフロード「WR125R」ついに国内登場! 縦目2灯フェイスで2色ラインナップ、1月30日発売
ヤマハ新型オフロード「WR125R」ついに国内登場! 縦目2灯フェイスで2色ラインナップ、1月30日発売
WEBヤングマシン
約561万円! トヨタ新「“4WD”スポーツカー」登場! 超パワフルな「1.6リッターターボ」エンジンד6速MT”搭載! “スポーツAT”も追加された「新GRカローラ」加国モデルとは
約561万円! トヨタ新「“4WD”スポーツカー」登場! 超パワフルな「1.6リッターターボ」エンジンד6速MT”搭載! “スポーツAT”も追加された「新GRカローラ」加国モデルとは
くるまのニュース
ブラックのアクセントを利かせたメルセデス・ベンツGLE/GLEクーペ「ナイトエディション」が日本デビュー
ブラックのアクセントを利かせたメルセデス・ベンツGLE/GLEクーペ「ナイトエディション」が日本デビュー
カー・アンド・ドライバー
TDK、水セキュリティ対策でCDPから最高評価…6年連続Aリスト企業に選定
TDK、水セキュリティ対策でCDPから最高評価…6年連続Aリスト企業に選定
レスポンス
マツダ「次期コスモスポーツ!?」 現代に蘇った“旧車レトロ×最新デザイン”採用の「“2人乗り”スポーツカー」がスゴイ! 名車「ロードスター」ベースに開発した“本気モデル”NATS「コスモビジョン」とは!
マツダ「次期コスモスポーツ!?」 現代に蘇った“旧車レトロ×最新デザイン”採用の「“2人乗り”スポーツカー」がスゴイ! 名車「ロードスター」ベースに開発した“本気モデル”NATS「コスモビジョン」とは!
くるまのニュース
人気ミニバン「セレナ」が大幅マイチェン278万5200円から!クラス上のフェイスが魅力のグレードも!
人気ミニバン「セレナ」が大幅マイチェン278万5200円から!クラス上のフェイスが魅力のグレードも!
月刊自家用車WEB
中国GACが新エネ車3モデル発表、サウジ市場本格参入…リヤドモーターショー2025
中国GACが新エネ車3モデル発表、サウジ市場本格参入…リヤドモーターショー2025
レスポンス
ここまで変わる!? 日産『セレナ』がマイナーチェンジで“家族向けミニバン最強候補”に浮上した理由
ここまで変わる!? 日産『セレナ』がマイナーチェンジで“家族向けミニバン最強候補”に浮上した理由
ベストカーWeb

みんなのコメント

1件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村