ハースF1チームの新代表に就任した小松礼雄が、ハースのパフォーマンス向上に引き続き取り組んでいきたいと語った。
ハースは1月10日、チーム創立時からのチーム代表ギュンター・シュタイナーが即時に離脱し、ディレクター・オブ・エンジニアリングを務めてきた小松礼雄が後任を務めると発表した。
ハースF1が小松礼雄をチーム代表に任命。ギュンター・シュタイナーは離脱
47歳の小松は、エンジニアリングとマネジメントの両面で、F1において20年以上の経験を持つ。ブリティッシュ・アメリカン・レーシングに所属した後、ルノーで働き、ハースには2016年のデビューシーズンから加わり、当初はチーフレースエンジニアを務めていた。
チームオーナーであるジーン・ハースは、小松への期待として、「組織として前進するにあたり、トラック上のパフォーマンスを改善する必要があることは明らかである。小松礼雄をチーム代表に任命し、我々は基本的にマネジメントの中心にエンジニアリングを据える」とコメントしている。
小松は、チーム代表としてビジネスの競技上の要素すべてを監督する。チームの全体的な戦略、最終的にはトラック上のパフォーマンスにおける責任を担い、従業員へのエンパワーメントおよび構造的なプロセスと効率を通して、チームのポテンシャルを最大限に引き出すことに取り組んでいく。
チーム代表への昇進について、小松は「マネーグラム・ハースF1チームのチーム代表に就任する機会を得て、とても興奮しています」と語った。
「2016年のトラックデビューの時から、このチームと共に歩み、ハースがF1で成功するために情熱を注いできました。チームのプログラムとさまざまな競技上の運営をリードし、トラック上のパフォーマンス向上を生み出す構造を構築していくことを楽しみにしています」
「この世界はパフォーマンスに基づくビジネスです。最近は明らかに競争力が十分ではなく、それが我々全員のフラストレーションの原因になっています。我々はジーンおよびさまざまなパートナーから素晴らしいサポートを受けており、彼らの熱意を、トラック上の製品の改良という形で反映していきたいと思っています。カナポリス、バンベリー、マラネロのすべてに素晴らしい人材を擁しており、力を合わせて、自分たちに可能なリザルトを達成できると、私は確信しています」
ハースは低迷が続き、2021年にF1コンストラクターズ選手権最下位10位に落ち、2022年には8位に浮上したが、2023年、再び最下位という結果に終わった。
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