三菱は2023年11月24日からデリカD:5の特別仕様車「CHAMONIX」(シャモニー)を発売した。また、2024年2月8日からデリカミニにディーラーオプションとして「CHAMONIXパッケージ」を発売する。
文/ベストカーWeb編集部、写真/三菱、ベストカー編集部
三菱伝統「冬」の代名詞復活! 2台の「シャモニー」をデリカD:5の特別仕様車&デリカミニのパッケージとして発売!
■デリカD:5には特別仕様車としてCHAMONIX設定
三菱デリカD:5特別仕様車「CHAMONIX」(シャモニー)
三菱が伝統的に歴代デリカに設定してきた冬季特別仕様車の定番、「CHAMONIX」(シャモニー)がデリカD:5とデリカミニに復活だ。
まずはデリカD:5。設定された特別仕様車のCHAMONIXは、東京オートサロン2023に出展されていた「SNOW SURVIVOR」をイメージしたモデルで、最上級グレードのPをベースに専用の内外装デザインを施している。価格は電動サイドステップ非装着車が455万7300円で、電動サイドステップ装着車が465万6300円。
エクステリアでは、フロントグリルやポジションランプガーニッシュ、フォグランプベゼル、ドアミラーカバー、アウタードアハンドルをブラックマイカで統一している。さらに前後のスキッドプレートをチタニウムグレーメタリックとし、18インチアルミをブラック塗装にして足元を引き締めている。
テールゲートには「CHAMONIX」の専用デカールに雪山に生える針葉樹をイメージしたグリーンを採用。フロントフェンダーにはカモフラージュ柄をベースにしてグリーンの車名ロゴを記したデカールを配置。
インテリアでは、専用コンビネーション生地を使った専用シートを採用。雪や水滴がついたウェアを着たままでも乗り込める撥水加工施したスエード調素材と合成皮革を採用したほか、滑りにくい立体的なボーダーキルティング形状にシルバーステッチをあしらった統一感のあるインテリアに仕立てている。
このほか、CHAMONIX専用グリーンを採用したドアミラーカバーやエンジンフードエンブレム、カモフラージュ柄のボディサイドデカールなど前述の「SNOW SURVIVOR」をイメージした専用オリジナルアクセサリーを組み合わせた「CHAMONIXコンプリートパッケージ」をディーラーオプションで設定した。価格は26万370円。
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■デリカミニにはディーラーオプションパッケージ車のCHAMONIXを設定
三菱デリカミニ「CHAMONIXパッケージ」装着車
デリカD:5と同じくデリカミニも「SNOW SURVIVOR」をイメージした「CHAMONIXパッケージ」を設定した。
CHAMONIX専用色のグリーンをフロントバンパーエンブレム、テールゲートエンブレム、テールゲートデカール、オールウェザーマット、アルミホイールデカールの各所に採用。フェンダーオーナメントデカールやサイドデカールにはカモフラージュ柄を採用し、アウトドアイメージを高めている。価格は17万9190円。
このCHAMONIXパッケージに加え、従来までのディーラーオプションであるフロントグリルガーニッシュ(グロスブラック)、マッドフラップ(ブラック)、ルーフラックアタッチメント(ブラック)、ベースキャリアを組み合わせた「CHAMONIXコンプリートパッケージ」を14万2010円で新たに設定した。
■シャモニーは三菱伝統の「冬の特別仕様車」だが、その始まりは?
初代デリカスターワゴンCHAMONIX
CHAMONIXは、フランス東部のモンブラン山ろくの麓にあり、世界でも有数のスキーリゾート地として知られている。
そもそもデリカシリーズに最初に「CHAMONIX」が設定されたのは、初代デリカの次のモデルになる初代デリカスターワゴンでモデル末期の1985年。以後、2代目デリカスターワゴン、デリカスペースギア、そして現在のデリカD:5へと歴代デリカに設定されてきた。
ちなみに冬の限定車であるCHAMONIXに対する夏の限定車が「ジャスパー」(カナダの国立公園の名に由来)で、こちらは2代目デリカスターワゴンからの設定となっている。
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