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ジョージ・ラッセル、イモラF1クラッシュ後の行動を改めて後悔。でも「僕らには入賞を争う力があった」

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ジョージ・ラッセル、イモラF1クラッシュ後の行動を改めて後悔。でも「僕らには入賞を争う力があった」

 ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、F1エミリア・ロマーニャGPの決勝レースでメルセデスのバルテリ・ボッタスと接触。両車はコントロールを失い、激しくクラッシュした。

 ウイリアムズのコクピットから飛び出したラッセルは、まだマシンに乗ったままのボッタスへと駆け寄り、暴言を履いた後ボッタスのヘルメットを叩いた。ボッタスはこれに対して中指を立てて応戦した。

■ラッセル、大クラッシュから1日が経ち謝罪文を発表「感情が高ぶり、我を忘れてしまった」

 この事故についてスチュワードは、レーシングインシデントだったと判断。いずれのドライバーにもペナルティは科されなかった。

 ただラッセルはレース後、自分がメルセデスの育成ドライバーであることを引き合いに出し、「相手が僕じゃなかったら、ああいう動きはしないだろう」と、ボッタスが自身のシートを守るために厳しくディフェンスしたと主張するなどしたため、この件は大きな論争の的となった。

 そのラッセルはポルトガルGPの木曜記者会見に登場し、この事故について今はどう考えているのかという問いに対して、次のように答えた。

「あれから少し時間が経った。そしてレース直後よりも感情が落ち着き、全てを熟考した。あの事故は、色々なことのひとつだと思う。こういうことは、起こり得る」

「でもその後に取った僕の行動を考えると、本当の自分ではなかったように思う」

「本能に反して、責任を逃れようとした。ほどんど、感情をそのまま表してしまった。その時は本当に瞬間的な、脆弱な判断だったと思う」

「そのことは、午後遅くのいくつかのことに繋がっていった。だから月曜日の朝に声明を出して、自分の行動を謝罪する必要があると感じたんだ」

「僕は模範的な人になりたいと思っている。でも、あの事故の後の行動は、とても”模範”を示せるようなモノじゃなかった」

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフと話をしたのかと尋ねられると、ラッセルは次のように語った。

「もちろん。トトとは、事故の後色々なことを話した」

「その内容については明かすつもりはないけど、彼は非常に協力的で、建設的だ」

「事故の後でも、僕らの関係はまったく損なわれていない。どちらかといえばまったく逆に、より良い関係になったかもしれない。そして、ウイリアムズの皆とも同じようにね」

 ラッセルはまた、ボッタスとのクラッシュが起きるまでの自身のペースは非常に有望であり、ウイリアムズは誇りに思うべきだと語った。実際、チームメイトのニコラス・ラティフィと共にラッセルはフリー走行、予選と高いパフォーマンスを発揮。決勝でも入賞も狙えるようなペースで走った。

「ウイリアムズは、信じられないほど献身的に支えてくれた」

「彼らは僕に、攻撃し、チャンスを掴み取って欲しいと思ってくれていた。僕らは、そういうポジションに立てていたことを誇りに思う」

「僕らはポイントを争って、10番手を走っていた。去年も、他のマシンがリタイアするなど幸運な時にはそこにいたけどね」

「でも今回は、僕らには本当に長所があり、オーバーテイクにいったんだ」

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