2023年のF1ワールドチャンピオンに輝き、選手権3連覇を達成したマックス・フェルスタッペン。F1で3回以上タイトルを獲得したドライバーは過去に10人しかおらず、フェルスタッペンはまさにF1史に残るドライバーとなった。
F1は2026年に大幅なレギュレーション変更を予定しているが、パワーユニット開発が凍結されている2025年までは、その勢力図が大きく変わることは想像しづらい。仮にフェルスタッペンが2025年まで連覇を続ければ、タイトル獲得回数は5回。この領域に達したドライバーはミハエル・シューマッハー、ルイス・ハミルトン、ファン・マヌエル・ファンジオの3人だけだが、その域にフェルスタッペンが達する可能性も十分にある。
■アルファタウリF1、レッドブル拠点近くへの”引っ越し”が不可欠と計画説明「ビスターの施設は賃貸契約も切れるし……」
そんなフェルスタッペンを賞賛するのが、彼の所属チームであるレッドブルでチーフ・テクニカルオフィサーを務めるエイドリアン・ニューウェイ。彼はレッドブルだけでなく、マクラーレンやウイリアムズでも多数のタイトルを獲得してきた伝説的なマシンデザイナーであり、フェルスタッペンを数多くの“レジェンドドライバー”と比較して論じることができる稀有な存在だ。
ニューウェイはmotorsport.comの独占インタビューの中で、歴代のドライバー同士の比較は時代背景やマシンが異なることから非常に難しいと語ったが、その後こうも付け加えた。
「マックスは歴代の偉大なドライバーと同じように、ほとんど無意識にマシンを走らせているような印象がある」
「それにより、彼にはマシンがどう動いているかを考える余裕があるのだ」
「マシンに合わせてドライビングをどう修正するか、レースの特定のポイントでタイヤのデグラデーションなどに対処するため、ステアリングホイールにある電子ツールを使ってどうセットアップを変えるか……そういったことにつながる」
「基本的には、全体を通してレースをどう読み解くかだ。それは彼がF1に来た時から備わっていたと思うが、おそらく今はそのレベルが上がっている」
「マシンを極限まで速く走らせながらも、その一方で常に貯金があるという能力を、マックスは間違いなく持っている。私が仕事をしてきた真の偉大なドライバーたちも同じだと思う」
フェルスタッペンは共に仕事をしやすいドライバーなのかと尋ねられたニューウェイは、次のように答えた。
「ああ、彼とは非常に仕事がしやすい」
「もちろん、彼の要求は厳しい。それは間違いない。しかしそのフィードバックは優秀で、複雑すぎない」
「彼はマシンに何を求めるかについての表現方法をよく理解している。だから彼のエンジニアであるGP(ジャンピエロ・ランビアーゼ)も、解決策を導き出してくれると信頼しているんだ」
「我々にも絶対はない。シンガポール(レッドブルが2023年で唯一優勝を逃したレース)が良い例だね! でもベストを尽くすさ」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント