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【スーパー耐久】第2戦SUGO|Gr.1決勝はトップ争いが二転三転、16号車Porsche Center Okazaki GT3Rが優勝

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【スーパー耐久】第2戦SUGO|Gr.1決勝はトップ争いが二転三転、16号車Porsche Center Okazaki GT3Rが優勝

 スポーツランドSUGOで行なわれたピレリ スーパー耐久シリーズ2020の第2戦「SUGO SUPER TAIKYU 3Hours Race」のGr.1決勝は、#16 Porsche Center Okazaki GT3Rがトップチェッカーを受け、今季初優勝を飾った。

 今回は全8クラスをふたつのグループに分け、ST-X、ST-Z、ST-TCR、ST-1、ST-2、ST-3クラスから構成されるGr.1は10月10日(土)に予選、10月11日(日)に決勝が開催されるスケジュールだったが、悪天候により予選はキャンセルとなり、前回第1戦富士の結果をもとにスターティンググリッドが作成された。

■S耐 第2戦 SUGO|Gr.2決勝は310号車GR水戸インター86が接戦を制する

 決勝日も朝から雨模様となったスポーツランドSUGOだが、スタート時点では雨は止んでおり、通常のローリングスタートで3時間レースが開始された。

 ポールポジションの#888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3が好スタートを切ったが、そこに食らいついたのが5番手スタートの16号車だった。第1スティントを担当した上村優太が一気にポジションを上げて2番手まで浮上し、888号車の高木真一も攻略にかかったがレインボーコーナーでコースオフを喫してしまい順位を下げた。それでも怒涛の勢いで挽回し、開始から15分が経った頃にはトップ集団に追いついていた。

 前回の富士でも雨のコンディションで好調だった888号車は一時2番手以下に6秒近い差をつけたが、徐々に路面上の水の量が減り始め、他のクラスではスリックタイヤを装着するチームも出始めた。そこで2番手につけていた#777 D’station Vantage GT3が88号車との差を詰め、開始から40分を迎える頃には1秒後方に迫っていた。高木は他のクラスとの混走をうまく利用してポジションを守っていたものの、開始から1時間を迎えた39周目の最終コーナーでコースオフ。これで777号車がトップに浮上した。そのまま2台は1時間10分を迎えるところでピットイン。777号車は藤井誠暢から星野敏に交代。888号車には山脇大輔が乗り込んだ。

 この辺りから徐々に雨脚が強くなり、路面の水の量がさらに増し、ST-Xクラスは5台全車がトップ争いに絡む激しいバトルが繰り広げられた。その中で速さをみせたのが#9 MP Racing GT-R。第1スティントの柴田優作が全体の約半分となる1時間30分近くを走り、1回目のピットインで影山正美に交代……一時は3番手に下がるものの、そこから勢いよく追い上げ、開始から1時間45分のところでトップに躍り出た。

 しかしその3周後、9号車と同じく順位を上げて来ていた#31 DENSO LEXUS RC F GT3の嵯峨宏紀が隙をついてトップに浮上。目まぐるしく順位が入れ替わるレースとなったが、開始から2時間を迎えるところで777号車にトラブルが発生しスローダウン。そのままピットガレージにマシンを入れ優勝争いから脱落してしまった。

 ちょうど時を同じくして、いち早く2回目のピットストップを行なったのが16号車のポルシェ911 GT3Rだった。チームオーナーでもある永井宏明が着実に第2スティントを走り切り、再び上村に交代して最終スティントに向かった。この約10分後に888号車、31号車、9号車の順で2回目のピットストップを済ませたが、このタイミングで16号車がトップに躍り出ることになった。さらに2番手の888号車(ショウン・トン)に対して10秒のリードを維持し、終盤まで着実に周回を重ねていった。

 時より雨が強くなったり、小雨になったりと判断の難しいコンディションだったが、上村は最後まで粘り強く走り続け、108周でゴールを迎え、16号車が今季初参戦のレースで見事優勝を飾った。2位には888号車が入り、開幕2連勝こそならなかったものの、ランキング首位をキープ。3位には9号車が続いた。

 ST-Zクラスは#3 ENDLESS AMG GT4が安定した強さをみせ開幕2連勝。ST-TCRクラスも目まぐるしく順位が入れ替わる展開となったが、#290 F・LINK Home CIVIC TCRが逆転で優勝を果たした。今回1台のみのエントリーとなったST-1クラスは#28 ROOKIE Racing GR SUPRAが優勝。ST-2クラスはそれぞれ戦略が分かれる展開となったが、#59 DAMD MOTUL ED WRX STIが今季初優勝をマーク。なお、今回もMORIZOことトヨタ自動車の豊田章男社長が#32 ROOKI RACING GR YARISに乗って参戦し、ウエットコンディションの中で着実なドライビングを披露。クラス3位表彰台を獲得した。ST-3クラスは#39 エアーバスターWINMAX RC350 TWSが優勝を飾った。

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