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ウイリアムズF1のシートを失ったサージェント、11月にメイヤー・シャンク・レーシングからインディカーのテストに参加へ

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ウイリアムズF1のシートを失ったサージェント、11月にメイヤー・シャンク・レーシングからインディカーのテストに参加へ

 ウイリアムズF1のドライバーだったローガン・サージェントは、メイヤー・シャンク・レーシング(MSR)でインディカーのドライブに初挑戦することになる。サージェントはカリフォルニアの『ザ・サーマルクラブ』で、同チームのマシンで走行する機会を与えられる予定だ。

『RACER』の報道によると、サージェントは11月19日に、3.067マイル(約4.936km)の専用ロードコースで行われるチームの最終評価テストに参加するという。このコースは、来シーズンのインディカーの公式カレンダーに加わることになっている。

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 ウイリアムズは、F1第15戦オランダGP終了後にサージェントにかえてフランコ・コラピントを起用することを決断した。それ以降23歳のサージェントは、NTTインディカー・シリーズでレースをする機会を積極的に探していた。

 サージェントは2023年にウイリアムズに加入したが、F1にフルタイムでアメリカ人が参戦するのは2006年以来のことだった。モータースポーツ界のエリートたちの間での初シーズンは厳しいものだったにもかかわらず、サージェントはウイリアムズで2度目のシーズンを迎えることになったが、一貫性に欠けていたことと、数回の大きなクラッシュがあったことで、ウイリアムズはサージェント放出を余儀なくされた。彼の後任のコラピントは、ウイリアムズでの最初の3レースで並外れた成績を収めている。

 サージェントのマネジメント陣による、インディカーへの足がかりを掴む努力は実を結んだ。ナッシュビル・スーパースピードウェイで最近開催されたシリーズ最終戦で、いくつかのチームと話し合いが持たれ、MSRがホンダ製エンジン搭載のダラーラDW12の1台を試す機会を提供したのだ。『RACER』が指摘しているように、『ザ・サーマルクラブ』でのテストは、MSRにとってチップ・ガナッシ・レーシングとの新たな技術提携以来、初めてのロードコースセッションとなる。

 この提携により、ガナッシはMSRにエンジニアリングサポート、ダンパー、シャシーセットアップを提供する。このコラボレーションは、シリーズにおけるMSRの競争力を強化するために計画されたもので、サージェントのテストは両者がロードコースで協力する初めての機会となる。

 サージェントにとって11月の走行は、異なるレース分野で彼の才能を披露する重要な機会となるだろう。2025年にフェリックス・ローゼンクビストとマーカス・アームストロングを起用するMSRにも、ガナッシにも、2025年のインディカーシーズンに向けて空いたシートはないが、このテストは新たな人材を評価したいと考えている他のインディカーチームの注目を集める可能性がある。サージェントは、インディカーに参加することでキャリアを再燃させ、激しい競争と多様なコースで知られる同シリーズで新たなスタートを切ることになるかもしれない。

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